さて、ご無沙汰しております。やよいです。
現在POGの2022-23シーズンはクラシック戦線真っ盛り。
ダービー馬はどの馬になるのか楽しみにしています。
さて、今年2023-24のPOGシーズンに向けて先日の記事では、現クラシック世代の重賞を勝った兄や姉がいる馬をリストアップしました。
、。
今回は、そちらを除く2022年の川崎記念から今年の春の天皇賞の期間でG1を勝利した馬の弟妹をリストアップしてみたいと思います。
‘POG的にはやはりG1馬のきょうだいについてチェックしなければいけません。
やはり、兄弟が結果を出している血統は強い馬が出てくる可能性もありますからね。
全兄弟だからといって活躍する保証はないですが、やはりその土台はあってほしいところですし。
仲間内でやっているPOGは来シーズンも今シーズンと同じく来年の年末、有馬記念までとなりますから、夏の上り馬なども狙いやすいところではあります。
というわけで、今年のドラフトに向けて有力馬のチェックをしていこうと思います。
※因みに中の人は青本買っています。
※ピックアップについて
今回ピックアップするのは2022年の川崎記念から23年天皇賞(春)までのG1レース、時系列順となっています。
色々紹介したい馬がいたので範囲を広げました。
去年はJRA+地方交流G1のみでしたが、今年は海外のG1競争も対象とします。
- ミスペンバリーの21(ロディニア) 牡
半兄は昨年のドバイターフ・そして今年のサウジカップを制したパンサラッサ。
その弟となります。
父はキズナで、全兄アシタカは3戦未勝利というのはちょっと気になるところではあります。その兄がデビュー戦で負けた相手がガイアフォースなんですけどね…。
所属厩舎は高柳厩舎と、兄とは違うのもちょっとイになるポイントの一つでしょうか。
とはいえモンジューの母系にキズナですから馬場が悪くても対応できそうな雰囲気のある血統ですし、兄の活躍からPOGでも穴人気になりそうな予感です。
- ドバイマジェスティの21(シャハザマーン) 牡
兄は日本ダービー、ドバイシーマを制したシャフリヤールや皐月賞、大阪杯を勝ったアルアインがいるという良血です。
父にドゥラメンテを配しており、いかにもやってくれそうな感じ。
POGでもやはり注目候補のようで、おそらくドラ1競合必至の存在でしょう。
クロスも濃いわけでもなく、その面から見てもかなり好印象です。
- ジンジャーパンチの21(シトラール) 牡
兄は大阪杯を制したポタジェ。
その半妹となります。
父はスワーヴリチャードでアウトブリードというのは魅力的な配合ではあります。
デビューまでとんとん拍子のようなのですが、若干気になるところもありまして、そのあたりのポイントを考えると若干長い目で見る必要があるのかな、という気もします。
- シャドーシルエットの21(スターチョウサン) 牝
母と馬の冠名から察すると思いますが、兄は障害界のレジェンド、オジュウチョウサン。
そして繁殖を引退した母のラストクロップとなります。
きょうだいはステイゴールドやオルフェーヴルがつけられ続けていたのですが、この馬に関してはなぜか突然ブリックスアンドモルタルに。
もしかすると、将来の繁殖入りも想定しているのかもしれません。
父はアメリカのBCターフを勝った馬でこの世代が初年度産駒ということで、傾向がどう出るかわからないところもありますが、意外とハマりそうな予感もあります。
- アロマティコの21(チルカーノ) 牝
半兄は昨年の皐月賞馬ジオグリフとなります。
父はハービンジャーということで、欧州よりの血統になります。
ちなみに全姉は2勝を上げており、そこはかなり評価していいかもしれません。
エピファネイア産駒以外は勝ち上がっているだけに、能力はありそうですし、POGでもそこそこ人気が集まる気がします。
- ショウナンマオの21(ショウナンラッシュ) 牡
昨年のかしわ記念を制したショウナンナデシコを姉に持っています。
そしてこちらの父はショウナンバッハです。
もう一度言います、ショウナンバッハ産駒です。
…そう、あのキタサンブラックの半兄ショウナンバッハです。
姉と同じステゴ系種牡馬というポイントを抑えつつ、シュガーハートの血を引くことからポテンシャルは高そうです。
- レキシールーの21(ダノンキラウェア) 牡
ダノンスコーピオンの全弟となります。
このきょうだいは全て勝ち上がりを決めているという高打率で、ダノンの馬が続いていますがこちらもやはりダノンの馬でした。
若干語呂が悪い気はしますが、3年続けてる配合ということも含めて評価せざるを得ません。
個人的に2年越しに期待して昨年指名したダノンプレジャーがアレだったので、なんとなくダノンの馬との相性が良くない気もしますが…あとダノンハーロックくんはまだですか。
- ブチコの21(カルパ) 牡
言わずもがなの白毛の女王ソダシの半弟です。
白毛ではないママコチャもOP入りするなどきょうだいの成績は非常に高く、シラユキヒメ牝系の恐ろしさを感じます。
こちらは白毛の牡馬で、モーリス産駒。なんとなく本格化は先な気もしますが、とにかくやはり白い。白毛の牡馬、色々つよい。
ソダシの活躍の時点で白毛のモーリス産駒の牡馬が生まれたことは知っていましたが、ママコチャの活躍も踏まえると白毛要素抜きで確実にPOGで人気するでしょう。
やっぱり指名したいよね。
- ルミナスパレードの21(ソニックライン) 牡
姉は安田記念を制したソングラインという血統です。
この手のきょうだいにしては珍しい選択な気がします。
とはいえマイルに強そうな血統ですし、早期から活躍も期待されるでしょうか。
木村厩舎というところが若干引っかかるところがありますが…。
- メイショウオウヒの21 牡
兄は帝王賞などを勝っているメイショウハリオで、兄にはテーオーロイヤルなどがいる血統です。
父はドレフォンとなっており、芝ダートどちらになるかはわかりませんが、マイルから中距離あたりを走りそうな気がします。
傾向が多彩な一族ですし、いい意味で父親の影響を受けることを考えるとかなり楽しみな存在な気がします。
- シェイクズセレナーデの21(マックスセレナーデ) 牝
兄が昨年のJDD覇者ノットゥルノという馬となります。
牝馬ながら馬体もよく、人気になりそうな感じ。
血統的にも父がドゥラメンテということで、ミスプロクロスのみというインブリードも好印象。
最注目といかずとも、人気はしそうです。
- ローザブランカの21(ローザサンリヴァル) 牡
姉は秋華賞馬スタニングローズ。
姉はキングカメハメハでしたが、こちらはルーラ―シップとなっています。
ちなみに全姉も成績は良く、その他のきょうだいも打率が高い一族。
流石薔薇一族というべきでしょうか、その能力は高そうですし、馬体も綺麗な雰囲気ですから狙いどころでしょうか。
- カルティカの21(ルージュルリアン) 牝
ディープインパクト産駒の兄は中央地方で勝ちをあげているのに対してダイワメジャー産駒の姉はまだ未勝利。
そのあたりも気になるデータではありますが、当馬はキズナ産駒ということでなんとなく芝ダートどちらでもいけそうな気はします。
すでに490キロはあるようなので、うまく成長をしていければといったところでしょうか。
兄は昨年の年度代表馬イクイノックスで、きょうだいもデビューすれば3勝以上はしているという血統です。
キズナ×キングヘイローの組み合わせといえばディープボンドが浮かびますし、母父キングヘイローの活躍馬が増えてきています。
そこを鑑みても、狙いをつけるべき存在な気がします。兄と同じキムテツなのが気になるけど。
- マキシムカフェの21(テーオードラッカー) 牡
昨年のJBCクラシックなどG1レースを3勝しているテーオーケインズの弟となります。
父はコパノリッキーとなっています。
全兄は地方で2勝を挙げて中央に戻ってきていますが苦戦中。
それ以上に兄はすでにセン馬なのは気がかりです。
とはいえサンデークロスの入った血統で爆発力にも期待できそうです。
姉はエリザベス女王杯を制したジェラルディーナで、3冠牝馬ジェンティルドンナの産駒となります。
全姉はモーリス初年度産駒でも注目の良血馬でしたから、こちらも人気になっていくのではないでしょうか。
ただ馬体は若干父よりな雰囲気があるので、姉とはちょっと違ったところが出てきそう。
とはいえ長い目で見る血統でしょうから指名するならタイミングを狙う必要はありそうです。
兄はジャパンカップを制したヴェラアズールとなります。
父はワールドエースで、全姉は地方で3勝を挙げている。
…のですが、母はノーザンファーム→白老ファームときてこの馬が誕生したのは日高の牧場。
似たような経緯でノーザンから出された繁殖牝馬…見覚えがあるような…。
血統的にはダートで走りそうな気もしますが、こういうジェネリックノーザン血統は注目しておいて損はなさそう。ノーザン系以外を指名するのならば十分ありでしょう。
- スペシャルグルーヴの21 牡
兄はダート転向4戦でチャンピオンズカップを制したジュンライトボルト。
偉大なるダイナカール牝系という良血ですから、その時点でかなり注目の血統なのですが、父はドレフォンになっています。
全姉のピュアグルーヴが未勝利ですからそこはちょっと気がかり。
とは兄の活躍を考えれば勝ち上がれば早いうちからいいところまでいけそうな気がしますし、兄のように芝デビューで時期を見てダート転向もあるのかな、て感じがします。
いや最初からダート3冠狙う可能性…ある…?
- ミルフィアタッチの21(ナスカラインズ) 牡
兄はダート転向5戦目で東京大賞典を制し、そのままG1レース3連勝でダートのドバイワールドカップを制する快挙を達成したウシュバテソーロ。
コントレイル世代の牡馬ってほんま晩成多すぎるやんけ…と思いたいですが、やはりそこはオルフェーヴル産駒が理由なのもありそう。
対してこちらはアジアエクスプレス産駒となります。
兄以上にダートで走りそうな感じがします。
兄は7歳にして高松宮記念を制したファストフォース。
その半弟となりますが…兄はロードカナロアだったのに対してブラックタイドに変わっています。
…ブラック…タイド…?
母はサクラバクシンオー産駒なのでキタサンブラックと同じニックスとなります。
そうなると中距離志向になってもおかしくはなさそうですし、大きく人気こそしないとは思いますから逆にねらい目になるかもしれません。
- ラヴェリーノの21(マリノエルドラド) 牝
半兄に大阪杯を逃げ切ったジャックドールがいます。
母父Unbridled's Songは日本での活躍馬も多くいることから、血統的な注目度もありそう。
そして父はレイデオロとなっています。
キンカメ系ということで3勝のドゥラメンテ産駒ディナースタと血統の方向性はちょっと近そう。
牝馬ですからジャックドールより適性は長い2000あたりが主戦場となりそうでしょうか。
まとめ
さすがにG1馬がきょうだいにいると血統的には全体的に良い馬が多くなりますね。
その中でも「お、この馬…?」という馬がいたのも事実。
まあそういう馬は人気すると思いますが、この中から実際に指名する馬はいるのか…?