さて、ご無沙汰しております。やよいです。
現在POGの2020-21シーズンはクラシック戦線で盛り上がっています。
7年ぶりの牝馬のダービー挑戦など、注目要素も多い現クラシック世代です。
さて、今年2021-22のPOGシーズンに向けて先日の記事では、現クラシック世代の重賞を勝った兄や姉がいる馬をリストアップしました。
今回は、そちらを除く2020年のNHKマイルから今年の春の天皇賞の期間でG1を勝利した馬の弟妹をリストアップしてみたいと思います。
やはり、兄弟が結果を出している血統は強い馬が出てくる可能性もありますからね。
もちろん、三冠馬の全きょうだいだからって連戦連勝どころか未勝利だってある世界ですけど…マオノジーナスとか
仲間内でやっているPOGは来シーズンも今シーズンと同じく来年の年末、有馬記念までとなりますから、夏の上り馬なども狙いやすいところではあります。
というわけで、今年のドラフトに向けて有力馬のチェックをしていこうと思います。
※因みに中の人は青本買いました。
※ピックアップについて
今回ピックアップするのは2020年のNHKマイルから21年天皇賞(春)までのG1レース、時系列順となっています。
去年はJRAのみでしたが、今年は交流G1も対象にしていこうかと思います。
- ワイドサファイアの19(アタカンテ) 牝
兄は昨年の交流G1かしわ記念を勝ったワイドファラオという血統です。
兄はダートG1を勝ったとはいえ、ニュージーランドトロフィーなど芝の重賞も勝っており、別にダート血統というわけでもなさそう。
母父はアグネスタキオンですが、こちらは兄と違って父ルーラーシップとなります。
…父母エアグルーヴだしめちゃくちゃウマ娘ユーザーには注目してほしい血統じゃん。
そしてクロスは4×3があります…ノーザンテーストの。
オルフェーヴルを思い出しますが、同じように父母の母系に入っており、うまくハマれば活躍するかもしれません。
兄はNHK哩を勝ったラウダシオンとなります。
ラウダシオンこそ重賞を勝っていますが、ほかの兄弟は勝ち上がり率は高いものの思ったより伸びていない印象ですし、ジャスタウェイでガラリと印象を覆してくれれば面白い存在になりそうです。
- デアリングバードの19(デアリングオウカ) 牝
全姉は史上初無敗の三冠牝馬となったデアリングタクトという血統。
一つ上の姉マオノジーナスは執筆時点で未勝利ですが、3年連続エピファネイアを付けたという意気込みは強く感じられます。
さて、血統面では話すことはないのですが、こちらの馬名は「デアリングオウカ」となりました。
…オウカ?
由来では「桜花」なので姉に続いて桜花賞を、という意味もありそうですが、姉の「タクト」からの連想もあるとすればむしろ航空機「桜花」のほうでしょうか。
名前についてはいろいろと言われているところはありますが、それをかき消すぐらい結果を出せる素質はあるでしょうし、期待の存在になりそうです。
全兄は父子三冠馬の称号を手にしたコントレイル。
偉大な兄を持つだけに重圧も大きそうですが、順調そうな様子です。
因みに兄と違って芦毛で母の影響が出ているよう。
毛色が違って兄弟揃ってG1で活躍した馬といえばビワハヤヒデとナリタブライアンが思い浮かびますが、こちらは全きょうだいですからね…。
ディープインパクト最後の大物になれるか、非常に楽しみな存在です。あと多分POGで人気する。
- クリスプの19 牡
兄はジャパンダートダービーを制したダノンファラオ。
母はアメリカのサンタニアオークスの勝ち馬で実績もなかなかのもの。
弟は父スクリーンヒーローとグランワンダーの系譜です。
父系はロベルト系、母系にはストームキャット系が入ることになり、上手くハマればとんでもない馬が出てきてもおかしくなさそう。
芝ダートどちらで走るかはわかりませんが、良血でとても面白い存在になりそうです。
- アクアリストの19(スピリットワールド) 牡
姉は6歳でJBCレディースを勝ったファッショニスタ。
母アクリアストはフォーティナイナーの血をひいていますし、恐らくダートを走ることになると思いますが、さてどうなることでしょうか。
大阪杯や宝塚記念、有馬記念ではクロノジェネシスとの激突で勝ちを分け合うなどの活躍をしていました。
その全妹がこちらの馬になります。
オルフェーヴル産駒ですし、姉のように早期から動いてくれればいうことなしでしょう。
父親譲りの小柄な体ですが、成長分に期待したいところです。
- チュウワブロッサムの19(キューケンホフ) 牡
兄はチャンピオンズカップやJBCクラシック、川崎記念のG1タイトルを3勝あげ、今年のドバイワールドカップで2着だったチュウワウィザード。
その半弟となります。
兄はキングカメハメハでしたが、弟のこちらはモーリス産駒です。
スピードタイプというよりはいい脚色を長く見せていくタイプでしょうから、芝でもダートでも走ってくれそうな予感がします。
クロスも兄と違ってサンデーサイレンスの3×4やノーザンテーストの5×4×5といったところが増えているのが面白いところ。
- オメガフレグランスの19(ホウオウルーレット) 牡
兄は東京大賞典3連覇などG1を4つ制覇しているオメガパフューム。
その半弟、ロージスインメイ産駒の弟となっています。
父の産駒は重賞4つと寂しいところではありますが、それでも芝ダート共に結果を出していますし、こちらもダートで走ってくれそうな感じはあります。
デビューした他のきょうだいも、地方ながら2勝はあげている程度にコンスタントさはありますから、若干地味さはあっても勝ち上がりという点においてはかなり信頼できそうです。
- スピニングワイルドキャットの19 牝
その全妹という血統になります。
このきょうだいはダノンスマッシュこそダノックスがオーナーですが他はロードホースクラブとなっていますが、戦績は…。
どうやらこちらは後者ではないようなので、もしかすると全兄に続いて…のパターンがあるかもしれません。
要注目な存在になるかな?といったところです。
- シェルズレイの19(レイフル) 牝
姉は無敗で無敗の6連勝で大阪杯を制したレイパパレ。
その半妹となります。
父はディープインパクトからドゥラメンテに変わりましたが、一つ上のオルフェーヴル産駒の兄の出遅れの形から未勝利戦を一発で勝ち上がっていますし、力はありそう。
父が代わったことで話題のウマ娘的にも縁のある要素がウイニングチケットとエアグルーヴの2頭になりましたし、その結果トニービンの4×4のクロスが発生しています。
姉の活躍を見るとかなり重圧は大きそうですが、期待の存在になりそうです。
- マンデラの19(ショショローザ) 牝
兄は菊花賞、春の天皇賞と長距離G1を2つ勝っているワールドプレミア。
その半妹となっています。
そのさらに上のきょうだいワールドエースも種牡馬入りしていますし、血統としては十分でしょうか。
こちらはロードカナロア産駒で、うまくハマれば中距離でも走ってくれそう。
ただ、きょうだい全体を見ると明らかに牡馬のほうが走っていますし、母も高齢ですから少々不安なところも大きいですが…。
まとめ
正直、この中に「あ、この兄弟馬いいかもな?」って思ったのはいました。
ただ、前回も含めて、この血統でダービーまで追いたい!と思ったのが牝馬だったケースが散見されるのでちょっとアレ…。
ただ、かなり参考になったかなという感じはありますし、ドラフトに向けて指名馬の検討を進めていきたいと思っています。