皆様ご無沙汰しております。
やよいです。
さて、先日9月8日、私のTLを含むTwitterの一部界隈に大きな驚きを与えた一口クラブ「インゼルサラブレッドクラブ」誕生の一報。
運営母体が競馬ファンには有名な(いい意味でも悪い意味でもですが…)キーファーズ関連ということで、血統的にも注目が集まっています。
自分もまだ2年目ですが一口馬主をやっていまして、大分興味を持ちましたので、入会の申し込みだけはしました。出資しない限りは入会金発生しないようなので。
今回は、このインゼルサラブレッドクラブ(以下「インゼル」とします)のクラブ本体と募集馬について分析してみようかと思います。
インゼルサラブレッドクラブについて
まずはインゼルというクラブについてみていきたいと思います。
クラブ法人
今回誕生した法人は前述の通り、キーファーズの関連ということでキーファーズの松島オーナーの娘さんが代表を務めています。
そんなこともあり勝負服はキーファーズと腕の模様違い。
基本的に背景が透けてそうな勝負服です。
キーファーズ
…で、肝心のキーファーズについて触れておきましょう。
この記事をご覧になっている方に説明するまでもない気はしますが…。
キーファーズの松島オーナーは地元京都の自動車ディーラーの社長として活動されており、馬主としては日本国内だけでなく国外でも共同所有という形などでかかわっており、凱旋門賞に出走予定のブルームやジャパンなどで有名でしょうか。
特に、武豊騎手で凱旋門賞を勝つという目標があり、所有馬には武豊騎手を多く載せています。
取扱商品
さて、法人についてさらりと触れたところで、インゼルの取り扱い商品を見ていきます。
クラブでは3つの商品が出てきています。
50口
まずは一番金額面では大きい50口から。
他クラブにはない特徴でしょうか、口数で月会費が異なるという特徴があります。
50口の場合は2980円。また入会金は11000円となっています。
入会金はともかくとして、50口でこの月会費は中々リーズナブルな気がします。
500口
一方500口は入会金は同じく11000円かかりますが、月会費は1980円。
対象となる馬もこちらのほうが多いですから、クラブとしてのメインはこの500口募集になるのかなと思います。
というか月会費そんなに高くないな…。
Insel Fun Fund 2021(IFF)
むしろ本題で触れたかったのはこちら。
恐らく、既存の一口クラブのプランを含めても一際異彩を放つのがこのファンド。
上の500口の募集馬15頭の全頭をそれぞれ少額の口数で保有することが出来るという画期的なものとなります。
最初にこれを見て、ノルマンディーのスターファンドに近いなとは思いましたが、あちらは3頭1セットだったりするので、同年代の500口募集馬全頭なんて芸当はしてませんから…。
入会金は3300円、月会費は800円とかなりお手頃。ただし会費は年間で一括払いなので実質年会費9600円というのが正しいです。
因みにこちらの一口価格は18440円。滅茶苦茶お手頃ォ…。
ここまできて、「待てよ?」と感じました。
実は中々のからくりがありまして、ちょっとこれをしっかり把握しておくのとせずに検討するのではかなり差があります。
後で後述します。
その他の発生金
まあ当然ですが、その他の発生金があります。
維持費ですね。
この記事を書いている時点では詳細は出ていませんが私の入会している滋賀の京都のクラブでは1頭の一口1200円なので、それくらいになるでしょうか。
滋賀の京都のクラブと違う条件になる可能性は高いので、まあそれくらいになると思っておけば良さそうです。
まあ、維持費あたりは引退時に清算があるので、月の経費はそれくらいかなと。
プラスポイント
このクラブを見る限りで浮かんだプラスポイントを挙げていきます。
良血馬が多い
やはり注目すべきはここでしょう。
運営母体のキーファーズがこれまで築き上げてきたつながりや所有してきた良血馬が繁殖入りしてからの産駒などが揃っており、一口クラブでもトップレベルのクラブと比べても遜色ない良血馬が揃っています。
特に共同所有をしているクールモア生産のサクソンウォリアー産駒やフランケル産駒など、世界的良血の馬も募集されるわけですからそういった意味ではかなり大きな要素だと思います。
新規クラブ
新規クラブということもあって、競争率は高くなりそうですがスタートラインから会員になれるのはかなりメリットは大きいです。
初年度ですから、ご祝儀代わりの提供馬もいるでしょうし、初年度から惨状を見せればクラブ運営の今後にかかわりますから、間違いなくある程度は活躍しそうな馬がラインナップしてるはずです。
…私は知っているんだ、初年度からコケて数年でダメだったクラブを…。
マイナスポイント
プラスポイントがある一方で、もちろん懸念材料もあります。
運営母体がキーファーズ
確かに良血馬揃いなんです。ただ、キーファーズというところがちょっと気がかり。
というのも、良血馬を高額で落札していることも多いのですが、イマイチ所有馬の成績が良くないのがこのキーファーズ。
なんせ現時点で一番活躍しているのが京都2歳ステークスを勝ったマイラプソティです。
POG関連でキーファーズの馬を指名していますが、大きいレースを勝つどころかまず大きい舞台に進んでる馬のほうが少ない。
良血でも、走らなきゃ意味がないんですよね…。
ぶっちゃけ同じぐらいの戦績なら、まだ募集価格も安い馬のほうが割に合うんですよね…。
若干ややこしい料金体系
商品によって月会費やらが違うのですが、ちょっとややこしい気がします。
詳細が出てない以上なんとも言えないのですが、仮に50口と500口の両方に出資したら月会費はどうなるのか、というところも不透明です。
高いほうの会費に統一されるのか、それとも商品ごとに会費が別途請求なのか…。
これ次第で結構左右される気がします。
馬の抹消基準…地方移籍はない
商品の取り扱いなどのPDFファイルを読むと、いくつか頭に入れておくべき内容があります。
まず、牝馬は6歳の3月末までで引退や運用を終了するというところ。これは他のクラブにもありますから一般的に知られているところですね。牝馬だと恐らく生産牧場の買戻しになりますかね。
それはいいんですが、気になるのはJRAの登録抹消した際、地方競馬に転籍して出走することはないという記述。
つまり、未勝利ならファンド解散になる可能性がほぼ確実というところでしょうか。
まあ、今の時代サラオクに回るんでしょうが、クラブとして地方移籍がないのは結構重要です。
キーファーズ関連馬が障害転向はしないでしょうし、そこは留意しておいたほうがよさそうです、特に牡馬。
そもそもIFFってどう考えればいいの?
先に見解を言っておくと、「キーファーズのオンラインサロン代替」と感じています。
サイトのPDFファイルでも触れられていますが、500口募集馬のそれぞれ1割50口がこちらのIFFに回されることになります。つまり500口募集は最初から450口が上限ですね。これも重要。
で、その50口を2500口に分割して、その全15頭分を一口単位で販売するという形となるわけです。
結局どうなるん?て感じでが、実質500口募集の0.02口分、IFFで考えれば12500口の募集×15頭ということになります。
これ、かなりローリスクローリターンです。
恐らく維持費もそれ相応に安くなります。ざっと計算して月72円くらいでしょうか?
計算が間違っているかもしれませんが、そうだとすると年間実質10500円近くの支払いになるかなと。
で、問題は発生した賞金の分配。
仮に1年間に全頭が未勝利戦を勝ち上がったとします。
手数料の兼ね合いは面倒くさいので一度省いておくとして、賞金500万が全15頭で7500万。
そこから口数で割ると、6000円の分配賞金になります。
余裕で赤字ですやん。ここから手数料が引かれますし、実際はその他の手当ても発生することや仮に新馬戦で勝利したり、2勝目をあげる…なんてこともありますから、厳密にはもっと値段は変動するでしょう。
ただ、ちょっと1口で考えると割に合わないと感じます。
加えてこの仕組みで気になるのは、3歳以降の会費の割の合わなさ。
恐らく最後の一頭が引退するまで会費は発生するはずですが、一年分を一括で払うので、たとえば引退馬が増えて残り1頭になっても年に9600円を支払うことになります。
そこをどう見るか、というところですが…。
そして、分配金の少なさも考えると、どうなんだろうなあ…。
と考えて商品の名称を見返してみました。
「FunFund」なんですよ。楽しむファンドなんです。
つまり、一口馬主として儲けを求めることよりも、ロマンを求めてみんなで楽しむことがメインなのかなと。
そう考えると、「まるでオンラインサロンみたいだな」と感じました。
そうすると妙にしっくりきます。
会費を年間払いの競走馬を応援するオンラインサロンと思えば、分配金は二の次で、馬の走りを一緒に応援しながら楽しむというコンセプトに近く感じます。
ある意味リアルPOGといえばいいでしょうか。
考えようではかなりコスパのいい商品なのかなーと思います。
募集馬
さて、クラブについて触れていきましたが、本題の募集馬についてみていきたいなと思います。
血統と値段を見たうえで、自分が興味をひかれた馬を紹介しようかと思います。
今回は4段階で。まあ個人的見解なので参考になるかはわかりませんが。
◎…非常に気になる。検討したい。
〇…気になるので検討するかも。
△…ちょっと様子見。
×…あまり刺さらない
50口馬
50口の募集馬は4頭です。
ラルクの20 牝
父Frankel 母父ディープインパクト
募集価格100万円
生産 Kiefers Co.Ltd
育成 ノーザンファーム
父は欧州を代表する大種牡馬フランケル。日本でもG1馬を輩出しており、今後の活躍も期待できそうな種牡馬です。
母はキーファーズ所有でディープインパクト産駒。
母自身は3勝しかしていませんが、その妹にはエリザベス女王杯連覇のラッキーライラックがいるという良血です。
恐らくクラブの看板候補の一頭ではないかと思います。
距離あある程度持ちそうな気はしますが、フランケル×ディープインパクトの組み合わせはまだ数も少なく未知数なだけにどうなるかというところです。
評価:△
フリーティングスピリットの20 牡
募集価格250万円
生産・育成 ノーザンファーム
父は今年新種牡馬のキタサンブラック。母はイギリスのスプリントG1を勝つなど、短距離で活躍しています。
きょうだいはミッキースピリットが活躍していますが、全体的に距離は短め。
キタサンブラックを付けて中長距離向きを狙いにいくという考えなのでしょうか。
母の血統は素晴らしいのですが、きょうだいの成績を見るとちょっと割高な感じは否めない気がします。
評価:×
ブラッサムドの20 牝
父Justify 母父Deputy Minister
募集価格160万円
生産 Coolmore・Ashford Stud
育成 三嶋牧場
クールモア生産の海外産馬となります。
特徴的なのはDeputy Ministerの5×2のクロスでしょうか。
アメリカの種牡馬ではアメリカンファラオが産駒がそこそこ走っていますし、輸入されたドレフォンも出だしは好調ですから、うまくハマれば日本でも十分走れそう。
50口でなければちょっと考えたかも知れません。
評価:△
コンシダレイトの20 牡
父Nathaniel 母父Dansili
募集価格 100万円
生産 Haras d'Etreh am
育成 三嶋牧場
父はガリレオの後継種牡馬。産駒には世界的名牝エネイブルがいます。まあ、そのエネイブル以降は目立っていない気がしますが。
そして母ですが、まさにそのエネイブルの半姉という超良血。
どうやら第二のエネイブルを狙っての配合かもしれません。
ということからわかる通りかなりコテコテの欧州血統。サドラーの3×3はエネイブルほどではないもののかなり重めです。
インゼルの募集馬で凱旋門賞を狙うなこの馬なのかなーと思います。
ただ、逆に欧州向きすぎる血統で日本の馬場が合うのかという心配がありますから、ラルクの子と同じ募集価格に落ち着いたのかもしれません。
ゼニヤッタの姪ぐらい貴重な血統ですし、牡馬ということで狙うところは大きいんじゃないかなと。
評価:△
500口・IFF馬
以下は500口募集馬となります。全15頭。
ヴィニーの20 牡
募集価格 9万円
生産・育成 ノーザンファーム
母は1勝馬ながらも、全兄は3勝を挙げ出走レースで一度も掲示板を外すことはなかったという経歴を持っています。
そんな母の初仔ですが、血統的には日本の馬という感じですし、そこそこ人気が集中しそうな感じがします。
評価:△
チカリータの20 牝
父マインドユアビスケッツ 母父クロフネ
募集価格 3万円
生産・育成 ノーザンファーム
父は新種牡馬マインドユアビスケッツ。アメリカではダートのスプリンターとして活躍しました。
経歴的にはドレフォンに近いものがあり、日本でなら芝でも通用するかもしれません。
母チカリータはダートのスプリントを中心に2勝を挙げており、血統的にはダートのスプリンター狙いのようです。
その関係もあってか募集価格も募集馬では最安値ですが、母父クロフネがどう影響するか、というところが面白そう。
評価:〇
エレクトラレーンの20 牝
父ハーツクライ 母父Dubawi
募集価格 4.8万円
生産・育成 社台ファーム
父ハーツクライは先日種牡馬を引退しており、残された数少ない世代のうの一頭となります。
母はドイツ1000ギニーを勝ったイギリス生産馬。
姉に4勝を挙げたエレクトロニカがういるという血統となります。
姉はディープインパクト産駒でしたが、一つ上の兄はキズナとき、この仔はハーツクライ産駒。
この父代わりで一変もあり得るだけに、かなり注目したい存在かなと思います。
評価:〇
プラスヴァンドームの20 牝
父ロードカナロア 母父Dr Fong
募集価格 7.6万円
生産・育成 社台ファーム
きょうだいを見ると、どうしてインゼルにいるのかがはっきりとわかります。
一つ上の兄がゲーテ。
…キーファーズと雑誌「ゲーテ」の対談から名前が付けられたこの馬の弟にあたります。
血統的にもフランス2000ギニーを勝ったStyle Vendome が兄にいるなどの良血ですし、ロードカナロアを付けることでどうなるかが楽しみです。
ただ、日本できょうだいは走ってないのがネックでしょうか。
評価:△
スカイダイヤモンズの20 牡
父ハーツクライ 母父First Dude
募集価格 12万円
生産・育成 ノーザンファーム
父ハーツクライの産駒です。母は繁殖で輸入されています。
今回の500口では一番高い12万円。
ハーツクライ産駒ということもあって、恐らく期待値は一番高いのかもしれません。
入厩予定の厩舎にもよりますが、ノーザン育成という要素も大きいですし、血統的には個人的にピンときませんがとても面白い存在です。
評価:×
スターズアンドクラウズの20 牡
父ジャスタウェイ 母父マクフィ
募集価格 4.8万円
生産・育成 ノーザンファーム
父はドバイを勝ち当時の世界最強馬となったジャスタウェイ。
その産駒の牡馬となります。
母はフランスで1勝ですが日本に輸入。
母父マクフィというあたり、芝ダート兼用の馬になれる素質を持っていそうです。
懸念は半姉が地方でもはしっていないことなのですが、父ジャスタウェイに変わってどうなるか、というところでしょうか。
評価:△
エレクトラムの20 牝
父ダイワメジャー 母父High Chaparral
募集価格 3.6万円
生産・育成 ノーザンファーム
父はサンデー系の名メイラー、ダイワメジャー。
母はアイルランド産の重賞馬となります。
3番目の仔になりますが、二つ上の姉は勝ち上がるなど、血統的には面白そう。
ダイワメジャーの牝馬ですし、この値段はちょっと気になるところです。
そこそこの血統だと思うのですが…。
評価:◎
オワセイフの20 牡
父Saxon Warrior 母父Medaglia Doro
募集価格 7.8万円
生産 Coolmore・Castlehyde Stud
育成 三嶋牧場
恐らくこの500口では一番の売りとなるであろうサクソンウォリアー産駒です。
父はスノーフォール以前までは欧州ではディープ最高傑作ともいわれていたサクソンウォリアー。
母も欧州血統で、父系のサンデー系というところ以外はすごく欧州ぽ血統です。
500口から、凱旋門賞を狙う馬はこの馬になるんじゃないかなあと思ったりします。
評価:〇
ビウィッチトの20 牝
父Saxon Warrior 母父Dansili
募集価格 7.8万円
生産 Coolmore Stud
育成 三嶋牧場
オワセイフの仔と同じくサクソンウォリアーの牝馬となります。
母はイギリス・アイルランドでG3を4勝しています。
こちらはサドラーが薄いというのが特徴。
サクソンウォリアー産駒はどちらも欧州が強いのですが、日本でどこまで走るのかというところが期待したいところでしょう。
評価:△
チリエージェの20 牡
父ハーツクライ 母父サクラバクシンオー
募集価格 11.2万円
生産 白井牧場
育成 三嶋牧場
父ハーツクライの牡馬になります。
母チリエージェは生産の白井牧場で生まれた馬となります。
きょうだいは初仔にハクサンムーンがいるという血統ですが、それ以降のきょうだいは勝ち上がりするくらいが関の山であまり活躍しているとは言い切れないのが不安要素。
募集価格も割高感は否めない気はします。
ここで久しぶりに活躍馬が出てくれば面白いですが…。
評価:×
ルーシーブライドの20 牡
父イスラボニータ 母父ブライアンズタイム
募集価格 3.2万円
生産・育成 三嶋牧場
母は地方で走りました。産駒はこれまで勝ち上がりがありません。
ただ、近親にはヴィクトリアマイル連覇のストレイトガールもおり、牝系は十分なものでしょうか。
牡馬では一番安い価格ですが、初年度からプルパレイが存在感を見せているイスラボニータ産駒ですし、人気が集まりそうです。
評価:◎
ユイフィーユの20 牝
父ルーラーシップ 母父ディープインパクト
募集価格 3.2万円
生産・育成 三嶋牧場
父はキセキやディアンドルを輩出しているルーラーシップ。
この馬が初仔にはなります。
ただ、ルーラーシップとディープインパクトの組み合わせは牝馬は3000万以上を稼いだ牝馬がまだいないのが不安なところ。
それが募集価格3.2万えんにおちついたのかなと思いますが、能力のありそうな血統ですからかなり気になります。
評価:〇
ラヴアンドフェイスの20 牝
父ロードカナロア 母父Corinthian
募集価格 5.2万円
生産・育成 三嶋牧場
母はアメリカ生産馬で、半兄はダート短距離で2勝を挙げています。
ロードカナロアとなってどういう変化をもたらすのか、というところですがダートでsっかり走ってくれそうな血統でしょうか。
評価:△
シャブリの20 牡
父モーリス 母父ディープインパクト
募集価格4.4万円
生産 桑田牧場
育成 三嶋牧場
父は昨年産駒デビューのモーリス。産駒の活躍はちょっと地味ですが安定はしている感じを受けます。
母シャブリは活躍こそしていませんが、祖母スカイダンノはサクラバクシンオーとシビルの産駒という血統で、この牝系からはジャスタウェイを輩出していることになります。
若干地味目ではありますが、モーリス産駒ですし堅実に走ってくれればというところでしょうか。
評価:〇
ブーケトウショウの20 牡
父ハーツクライ 母父サクラバクシンオー
募集価格 4.6万円
生産 杵臼牧場
育成 吉澤ステーブル
最後に紹介するのはハーツクライ産駒の牡馬です。
母ブーケトウショウは3戦未勝利。祖母からの子孫から大物も出ていませんし、少々地味な気がしますが、牝系をたどればソシアルバターフライにたどり着くというトウショウ産業を代表する牝系となります。
それと注目すべきは唯一育成先は吉澤ステーブルというところ。
分場ではハーツクライ産駒であるジャスタウェイが育成されていたこともあり、血統的にはある意味縁があるといっても良さそう。
もしかすると、意外と活躍するのは…と思ったりもします。
評価:〇
まとめ
ここまでクラブと募集馬について分析してみましたが、正直判断はつきかねるところがあります。
なんせ写真も詳細プロフィールもないですし、入厩予定先もわからない。
まあキーファーズ関連ですからかなり有力厩舎に入るでしょうが、厩舎に左右されるのは間違いないですし、そこで判断しないといけないところもありそうです。
そして、IFFで一口の恩恵を受けようと思うのはまず発想からして間違っているだろう。
そんなところでしょうか。
ひとまず募集開始は10月からですし、しっかり見ていきたいと思います。