さて、ご無沙汰しております。やよいです。
現在POGの2021-2シーズンはクラシック戦線真っ盛り。
ダービー馬はどの馬になるのか楽しみにしています。
さて、今年2022-23のPOGシーズンに向けて先日の記事では、現クラシック世代の重賞を勝った兄や姉がいる馬をリストアップしました。
今回は、そちらを除く2021年の川崎記念から今年の春の天皇賞の期間でG1を勝利した馬の弟妹をリストアップしてみたいと思います。
‘POG的にはやはりG1馬のきょうだいについてチェックしなければいけません。
やはり、兄弟が結果を出している血統は強い馬が出てくる可能性もありますからね。
もちろん、三冠馬の全きょうだいだからって連戦連勝どころか未勝利だってある世界ですけど…マオノジーナスとか
仲間内でやっているPOGは来シーズンも今シーズンと同じく来年の年末、有馬記念までとなりますから、夏の上り馬なども狙いやすいところではあります。
というわけで、今年のドラフトに向けて有力馬のチェックをしていこうと思います。
※因みに中の人は青本買っていまう。
※ピックアップについて
今回ピックアップするのは2021年の川崎記念から22年天皇賞(春)までのG1レース、時系列順となっています。
色々紹介したい馬がいたので範囲を広げました。
去年はJRA+地方交流G1のみでしたが、今年は海外のG1競争も対象とします。
スピニングワイルドキャットの20(ダノンプレジャー) 牡
全兄は高松宮記念や香港スプリントを制したダノンスマッシュという血統です。
一つ上の兄は昨年のこの記事で触れたのですが、うまくいっていないのかいまだに未デビュー。
しかしこちらは既に馬名も決まっており、順調に行っているようです。
かつ馬主はダノックスということで、相当の期待はできそう。
育成状況にもよりますが、POGでも人気する1頭になりそうです。
シェルズレイの20(レイアネラ) 牝
姉は昨年の大阪杯を勝ったレイパパレという血統。
姉とは違いダイワメジャー産駒となっています。
厩舎も姉と同じ高野厩舎ということで、期待度も高い1頭のようです。
…が、喉の状態が悪く手術したとのこと。
デビューは早くても冬以降になりそうです。
スズカブルームの20 牝
昨年の中山グランドジャンプなどを勝っている障害レースの名馬メイショウダッサイの半妹となります。
父はTapit系のクリエイター2という血統。
きょうだいは堅実な成績を収めていますし、中央でデビューするならば期待は持てそう。
障害競走のG1馬を輩出しているだけでなく近親にはチャンピオンズカップを制した名牝サンビスタなどもいますし、ダートで走ってくれる期待が持てそうです。
ケイティーズハートの20(ペリファーニア) 牝
半兄は昨年の年度代表馬エフフォーリア。
その半妹となります。父はモーリスとなっています。
兄の活躍もあって注目度は高くなりそうですが、左前腕部の腫れで少しとん挫しているようで、ちょっと順調とは言えないところ。
まあモーリス産駒ですし、そこまで早くからというわけにもいかないでしょうし、k長に待てる血統ともいえそうです。
マンデラの20(マンデヴィラ) 牝
兄は昨年の天皇賞春を勝ったワールドプレミア。
その半妹となります。
というわけで、ディープインパクト産駒の活躍馬が多いきょうだいですが、付けられないこともあってかこの馬はリアルスティール産駒。
…ディープ後継になるか、という新種牡馬の産駒となっています。
ディープインパクトが一世代前になったとはいえ、クロスは兄と同じノーザンダンサーの5×4で血統的にも大きく変わらない可能性もありそう。
母に牝馬クラシックのタイトルを届けられる存在になるか期待したくなる馬になってほしいところ。
セリエンホルデの20 牡
兄は昨年の3歳マイル王シュネルマイスター。
その半弟、ロードカナロア産駒の馬となります。
Kingman産駒だった兄は日本の芝であれだけ走ったわけですから、父がロードカナロアになっても十分走れそう。
母はドイツオークス馬ですし、もしかすると兄より距離が持つ可能性もあるのかなと。
兄のことを考えると夏から秋にかけてデビューのイメージで考えてもいいかもしれません。
マイネテレジアの20(マイネルエンペラー) 牡
昨年のオークス馬ユーバーレーベンの全弟となります。
マイネテレジアの子はステイゴールド系が多くつけられていますがそのきょうだいの打率はやはり高いのが目立ちます。
その産駒成績に加えて全姉のオークス制覇、そしてこの馬の入厩先がキタサンブラックを管理していた清水厩舎、そして「エンペラー」と名付けたあたりの期待度の高さがうかがえしれます。
育成もある程度早いほうのようで、デビューは早めになるかもしれません。
かつ血統的には長距離が持ちそうで、正直ダービーよりも菊花賞あたりのほうが向いてそうなイメージもあります。
ラフィアンの馬ということもあって人気は集まりそうです。
マイグッドネスの20 牝
兄は安田記念を勝ったダノンキングリーやJBCスプリントを勝ったダノンレジェンドがいるという良血。
半妹はハーツクライ産駒です。
父キンカメのきょうだいは未勝利ですが、単純にキンカメとの相性が悪いのかもしれません。
それを考えるとダノンキングリーの父ディープインパクトからハーツクライに変わることは大きなデメリットは少ないといえるのかもしれません。
そして牝馬ですし、狙うとするならば来年の桜花賞、となるのかなと。
クロノロジストの20(アースクロニクル) 牝
半姉はクロノジェネシスやノームコアという良血。
全兄クルークは記事投稿時点でやっとデビューするといったところですが、モーリス産駒ということで注目度の高い1頭でした。
兄と違って順調なようで、このままであれば秋までにデビューできそう。
姉を管理していた斉藤厩舎所属予定というのもプラス材料。
クロノロジストの牝馬ということもあって、注目したい1頭です。
ホシニイノリヲの20(アルカイド) 牡
半兄はマイルチャンピオンシップ南部杯を連破しているアルクトス。
その弟、シルバーステート産駒となります。
一昨年のセレクトセール当歳で兄を所有する山口オーナーに落札されていますから、
恐らく氏が所有でしょう。
ところで、血統表を見ると面白い。
ロベルトとヘイローの4×4をそれぞれ持っているのですが、その2頭は共にヘイルトゥリーズンの産駒。
よって、ヘイルトゥリーズンの5×5×5×5という早々お目にかかれない表記が見られます。
山口オーナーの20年産所有馬は間違いなくウマ娘ネタの名前の馬に人気が集まりそうですし、案外ねらい目かもしれません。
アパパネの20(アスパルディーコ) 牝
これまでディープインパクトを付け続けていましたが、19年は種付けを途中で中止していたこともあり始めてディープインパクト以外の父がつけられました。
…それがブラックタイド。
他につけようがあったであろうにあえてブラックタイドを選んだのはただ単に全きょうだいからなのか、はたまた別の意図があるのか。
こればかりはわかりませんが育成は順調で既に入厩済み。早期デビューもありそうです。
そして入厩先は国枝厩舎…ではなく、今年開業した蛯名厩舎となっています。
…アパパネの娘をアパパネの主戦騎手に預けるという中々ニクい展開です。
因みに馬名はバスク語で「長らく会ってなかった友人に会う喜び」とのことで、これはいいネーミングです…。
ゴッドビラブドミーの20 牡
その全弟となります。
兄の3歳時の活躍を受けて付けたのでしょうか。
地方を中心に走っている兄なだけにこちらも地方になるかなと思いましたが、昨年のセレクションセールで1760万円で落札されていますし、案外中央で走る可能性もあるのかなと思ったりします。
スターズアラインドの20 牡
姉はJBCレディスクラシックを制したテオレーマとなります。
…というわけで母はシーザスターズの産駒で、母系は完全に欧州寄りの血統。
むしろなんでこれでダート重賞で活躍してるんだ…と思ってしまうレベルです。
父はドゥラメンテに変わっていますが、姉からミスプロクロスが増えたくらい。
サンデークロスのないドゥラメンテ産駒には注目しているのですが、これはちょっと来るんでは?と思ってしまいます。
ただ、普通に母系の血統が重いのが気にはなりますが…。
ラヴズオンリーミーの20(バトルハーデン) 牡
姉は説明不要、昨年のエクリプス賞受賞の名牝ラヴズオンリーユー。
その他のきょうだいもリアルスティールが活躍しています。
なのになんで自分が指名した産駒はあまり活躍してないんだ…。
さて、こちらも19年のディープ種付け中止の影響で他の馬がつけられています。
…ドゥラメンテです。
この馬を触れたいがために今回海外G1馬をねじ込んだようなもんなんですよね。
というのも、この馬の祖母であるMonevassiaはKingmamboの全きょうだい。
…そうこの馬、KingmamboとMonevassiaの全きょうだいクロスです。しかも3×2。
おいおい欧州の馬かよ、というくらいノーザンファームとは思えない挑戦的な配合。
もしかするときょうだいのように海外を目指しての配合なのかもしれません。
育成自体は順調そうなのですが、既に500キロを超えているようできょうだいの体質面を考えるとちょっと不安が残るでしょうか。
ただ、ハマれば恐らく飛んでもない怪物となる…のかなあ?
ロードクロサイトの20(インタクト) 牡
半兄は言わずもがなの親子2代での無敗三冠馬となったコントレイル。
こちらはハーツクライを付けられています。
というわけで、ハーツクライ×Unbridled's Songの組み合わせと言えばスワーヴリチャードが真っ先に浮かびますでしょうか。
相性も良さそうで、楽しみな血統ではあります。
当歳のころから評価は高いようで、コントレイルの当歳時よりもいいとかなんとか…。
矢作調教師の評価もいいようで、来季のクラシック候補として上位指名でいいかもしれません。
メジロツボネの20(エゾダイモン) 牡
兄は香港ヴァーズを2勝しているグローリーヴェイズという血統です。
そしてハーツクライ産駒となります。
そしてメジロツボネで何となく聞き覚えがある人もいるでしょうか。
そう、昨年セレクトセールでサイゲの藤田社長が落札したメジロツボネの仔ですね。
馬名については…どうやらご子息の名前ということで、中々思い入れは強そうです。
武幸四郎厩舎ということで、武豊騎手を乗せる可能性はとても高そう。
来年のクラシックへはばたけるでしょうか?
ケリーズビューティの20(イチサルキュート) 牝
半兄はゴールドアリュール産駒初の芝G1制覇を果たしたナランフレグ。
こちらはタリスマニック産駒となります。
サドラー系にロベルトの血がはいっていますから、重馬場でも十分対応できそうな血統ですし、厩舎的にはあまり人気しなさそうで、ねらい目になるかもしれません。
まとめ
正直、この中に「あ、この兄弟馬いいかもな?」って思ったのはいました。
ただ、前回も含めて、この血統でダービーまで追いたい!と思ったのが牝馬だったケースが散見されるのでちょっとアレ…。
ただ、かなり参考になったかなという感じはありますし、ドラフトに向けて指名馬の検討を進めていきたいと思っています。