鼠の気ままに馬ライフ

POGや一口馬主など、競馬にまつわる話をしていきます。

京都サラブレッドクラブ2020産募集馬をチェックしてみた

皆様ご無沙汰しております。

やよいです。

 

さて、先日12月10日に会員である一口クラブ「京都サラブレッドクラブ」の2020年産馬の募集ラインナップが発表となりました。

サマーセールでの落札馬などを踏まえてどのラインナップとなるのか、8月の記事のころから楽しみにしていましたが、まさかここまで遅くなるとは…。

流石に遅すぎる感が否めないが…。

 

とはいえ、コンセプトの「なるべく損を出さないように、そして長く楽しめる」「ダート戦を主なターゲットとする」に沿ったラインナップが揃っています。

今の2歳世代、2019年産馬も既に2頭が勝ち上がり、揃って回収率100%超。

現時点の一口クラブ馬全体の世代回収率トップ10に共に名を連ねています。

まあ、フルムはともかくデアノヴァは募集価格400万円でしたからね…。

え?私の出資馬?いつ入厩するんだろうね?????

 

少々脱線しました。

今回のラインナップでは、サマーセールで落札した馬がどうなるのかというところにも注目が集まっていました。

 

nezuminopog.hatenablog.jp

 

特に京サラ(京都サラブレッドクラブなんて毎度打つの面倒なので以下「京サラ」とします)としては破格の金額で落札した馬もいましたので、ラインナップに加わればかなり注目となりそうです。

そういうことを踏まえての、発表待ちでした。

 

というわけで、今回は京サラの募集馬ラインナップをチェックしていこうと思います。

 

 

 

募集馬

今回募集されるのは14頭。

昨年から4頭減る形になり、全体的に去年より募集価格は割増感がある印象です。

というか、今空前の一口馬主バブルですし、そもそも去年は京サラとしては最初の募集だったのもありますから、そこは致し方ないのかなと。

それでも他のクラブと比べると明らかに安いですから、逆に感覚がマヒしそうですが…。

 

以前のインゼルのラインナップ記事でもやったように、血統と値段などを見たうえで、自分が興味をひかれた馬を紹介しようかと思います。

個人的な印象で4段階評価をしようかと。

◎…非常に気になる。検討したい。

〇…気になるので検討するかも。

△…ちょっと様子見。

×…あまり刺さらない

 

 

 

①スリーアフロディテの20

父:ミッキーロケット

鹿毛 3月30日生

1口価格:27,000円

募集価格:1,350万円

生産牧場:新井牧場

予定厩舎:栗東・佐々木 晶三

 

サマーセールの落札馬で、落札時には一部で話題となったミッキーロケット産駒の牡馬です。

初年度産駒の世代ということで、傾向は読みづらいのですが、今回の募集馬では最高額の募集価格。

と言っても落札価格1045万円ですから300万円程度しか上積みされないんですよね、かなり良心的というか、もう少し欲を出してもよかったんじゃ…?

 

きょうだい3頭のうち、同じキンカメ系という3/4同血の兄姉はイマイチ勝ちにつながらないところがかなり気がかりです。

リオンディーズ→ラブリーディときてミッキーロケットですが、癖の強い父となることとサンデーサイレンスのクロスがないことがどう影響するかという感じでしょうか。

サマーセールの時はあまり母スリーアフロディテについて触れていませんでしたが、母は4勝のうち3勝が小回りのローカル(小倉2勝・札幌1勝)の芝と、残りが中京のダートという戦績。短距離よりなので、案外産駒も短めの距離でもいいのかもしれません。

余談ですが、最後に勝った札幌スポニチ賞でのメンバーを見ると、大敗していた馬にピクシーホロウという名が…後のG1馬の母に勝ったことあるんすか。

気になる厩舎は栗東の佐々木厩舎。

京サラとしてはカスターニョ以来の入厩馬となるのですが、在籍馬はショウリュウイクゾやシャムロックヒルが今年重賞を制覇する活躍を見せているなど、リーディングでは昨年より成績こそ落としているもののまだまだ上位の存在。

現2歳世代もアネゴハダやリブーストといった馬がいますし、活躍馬も多い印象です。

しかし、より一層ダートというより芝で走りそうなイメージが湧いてくるんですけど、どうなんでしょうかね…。いや、両刀になってくれるのが一番かもしれませんけど。

 

評価:△

 

 

②ビーウィッチドの20

父:マジェスティックウォリアー

鹿毛 3月8日生

1口価格:26,000円

募集価格:1,300万円

生産牧場:高橋ファーム

予定厩舎:栗東・羽月 友彦

 

高橋ファーム生産×羽月厩舎の組み合わせは他にもいるのですが、この馬の1歳上の全兄プラウサスの馬主は山上氏…というか京サラのオーナーズの馬。

兄はデビュー戦惨敗でしたが、そもそもそのレースの勝ち馬は2着馬と大差をつけて勝ったジュタロウ。レース全体の着差がわけのわからないことになっていますからちょっと評価しようがない。

そんな兄の弟ですが、募集価格は兄の半分くらいの様子。まあ、オーナーズとクラブでは変わりますし…。

マジェスティックウォリアーエーピーインディの産駒で2歳G1ホープフルステークスを制したアメリカ出身の種牡馬

日本に輸入後、安定した産駒の成績を収めています。

今年はスマッシャーやサンライズホープと2頭が重賞勝ちを収めています。

母ビーウィッチドは芝マイルを中心に走った未勝利勝ちのみの戦績のハービンジャー産駒。

その姉スマッシュ(父キングカメハメハ)は重賞馬スマッシャーを…

…って、そうです。スマッシャーの3/4同血なんです。この馬。

祖母ロフティーエイム福島牝馬ステークスの勝ち馬で、曾祖母ウィッチフルシンキングもアメリカの重賞を勝っている能力の高い牝系です。

それを踏まえると、というよりそもそもマジェスティックウォリアー産駒がこの価格なのはかなり魅力的だと思うんですがどうなんでしょう。

ただ、気になるのは騎手かなあと…。

何となく主戦ミッチェルの予感しかしない。

 

あと余談なんですが、最初に見た時に凄く「どこかで見た記憶があるな」と思ったんですよね。

でも、オーナーズで兄が募集されていたことじゃないし、なんだろう…と悩んでいたところ、ツイッターで正解が分かりました。

 

インゼルの募集馬、ビウィッチドの20

 

いや、母親の名前そっくりやな。ほぼ一緒すぎてそりゃ見覚えありましたわ。

 

因みに比較するとこんな感じ。

インゼル  母ウィッチド   父サクソンウォリアー

京サラ   母ビーウィッチド  父マジェスティックウォリアー

 

…そこまで一緒って運命感じる奴じゃん。因みに募集価格は丁度3倍差でした。

流石にインゼルのほうはサクソンウォリアーですから同路線で被ることはない…と信じたい。クールモアの欧州馬という血統でダート短距離に来られてもちょっと困るし。

 

評価:〇

 

 

③ストームトウショウの20

父:エスポワールシチー

鹿毛 3月9日生

1口価格:26,000円

募集価格:1,300万円

生産牧場:坂本 春雄

予定厩舎:栗東・安達 昭夫

 

父は言わずもがなのダート王者エスポワールシチー

確かに産駒は地方で走っている馬が多いとはいえ、まさか京サラで産駒がやってくるのは想定してませんでした。

母ストームトウショウは未出走ながらも産駒は地方で安定して成績を残しています。

なんというか、京サラが地方馬主免許さえ取れれば、地方で走ってくれそうな感じがする血統です。

近親にはラッキーライラックやアーモンドアイと渡り歩いたサヤカチャンがいます。

父はコンパルシチ―より至る優駿ホースクラブの血統、母はソシアルバターフライなどからのトウショウ血統というところは魅力的なポイントとなりそうです。

そして入厩先は父と同じ安達厩舎というのも胸熱なところです。

 

きょうだいの成績を見ると中央ではどうなのかはわかりかねるところではありますが、高めの募集価格もペイできる能力はあるのかもしれないなといった感じでしょうか。

 

評価:△

 

 

④ホウショウバレンの20

父:ダンカーク

鹿毛 3月28日生

1口価格:18,000円

募集価格:900万円

生産牧場:築紫 洋

予定厩舎:栗東・羽月 友彦

 

サマーセールにて落札されたダンカーク産駒の牡馬です。

サマーセール時は特に落ち着きのある様子が気になっていましたが、母は浦和で9勝を挙げる活躍を残しているだけに、ダートで十分勝負が出来そうな感じがあります。

ダンカーク産駒はメイショウテンスイなどダートで走る馬も出ていますが、芝でも勝負出来ており、種牡馬としては芝ダート兼用のマイラーなイメージになるでしょうか。

所属予定は羽月厩舎。あ、これミッチェル乗るやつだ(

 

評価:△

 

 

⑤シーヴァージアの20

父:ビッグアーサー

芦毛 4月12日生

1口価格:18,000円

募集価格:900万円

生産牧場:高橋ファーム

予定厩舎:栗東・池添 兼雄

 

こなそうなイメージだったビッグアーサー産駒きちゃいましたか…。

とはいえ、地方の重賞レースを産駒が既に勝っていますし、今年のPOGでも坂路をよく走ったことで人気を集めているグットディールもダートで勝ち上がっていることから、芝ダート兼用になりそうなイメージのあるビッグアーサーですから、おかしくはないんですよね。

父こそ祖父の血を受け継いで芝短距離をバクシン…もとい、走っていましたが半弟セキフウはヘニーヒューズ産駒らしく兵庫ジュニアグランプリを勝つなどダート路線。

シャボナ自身が父の良さを引き出すタイプなのかもしれません。

一方の母シーヴァージア(言いにくそうだし書きづらい)は未勝利ですが兄リリーミニスターが2勝を挙げるなど、きょうだいはそこそこ走っている様子。

そして入厩先は池添兼雄厩舎。

…ということで、一つ気になるポイントが。

池添師は恐らく再来年の2月に定年となるわけで、順調に進んでも3歳の春に転厩になる見込みです。

転厩先がどこになるのか、というところは結構大きなポイントになりますが果たして…。

息子になるのか、先日試験に合格した新規調教師になるかはわかりませんが…。

 

評価:〇

 

 

⑥トーセンジュエルの20

父:カレンブラックヒル

牡 栗毛 4月17日生

1口価格:17,000円

募集価格:850万円

生産牧場:村上 雅規

予定厩舎:美浦・奥村 武

 

こちらもサマーセールで落札された馬の一頭です。

カレンブラックヒルは産駒の重賞勝利こそまだですが、19年産馬ではアサヒがデビュー4戦4連対と健闘。前走2着も勝ったのがキタサンブラック産駒初重賞制覇となったイクイノックスでしたし、能力の高さを見せています。

ただ、ダートのほうが勝ち数が多い傾向で、先日オープン入りを果たした珍名馬オヌシナニモノなどはダートで結果を出しています。

祖母ローズジプシーはフランス1000ギニーの勝ち馬で、血統的にも十分な印象を受けます。

とはいえ、夏の時点ではカレンブラックヒル産駒ってどうなんだろうという感じがあったのでそこまで気にしていなかったのですが、その後の産駒の活躍を見ると、普通にいいかもしれません。

ダートのマイル以下で見てみたい感じですね。

といっても、ラインナップ発表まではそこまででしたが…所属予定が奥村武厩舎なんですよね。

奥村武先生といえば、京サラでも3歳のロックオンエイムを管理している調教師。

出資をしているのでこのブログでも度々名前を出しています。

コンスタントに出走して堅実に稼ぐというような若干クラブのコンセプトとは若干ズレている気がしますが、かなり馬の状態を優先してくれていると思います。

その分出走数は少なくなるのかなという感じです。

いや、でもロックオンエイムは今年7走してるんで、そこまで少なくはないんですが…。

個人的にはかなり信用できる方の厩舎だと思っていますし、それだけでかなり期待値が上がってしまいます。

多分個人的に厩舎だけならば今年の募集馬で一番刺さっています。

 

評価:◎

 

 

サンバホイッスルの20

父:ラニ

牡 栗毛 4月21日生

1口価格:16,000円

募集価格:800万円

生産牧場:川島 正広

予定厩舎:栗東・浜田 多実雄

 

全兄は今年デビューしたアピートという血統です。

昨年の募集時にあまりラニ産駒が刺さらなかったので縁はなかったのですが、兄よりも募集価格は100万円増となっています。

ツイッターを見てみると、馬体は兄よりもいいとの評価も見受けられますし、悪くはないのかもしれません。

…まあ、その兄が3戦連続2桁着順で、見切られてファンド解散となってしまいましたので、兄を超えてほしいというところはありますでしょうか。

直近のきょうだい2頭は未勝利ですが、それより上のきょうだいは中央地方いずれかで勝利を挙げていますし、期待はできる血統と言っていいでしょう。

ラニは言うまでもなくアメリカクラシック三冠レース皆勤を果たした「砂のゴールドシップ」。母サンバホイッスルサウスヴィグラス産駒の1勝馬。地味目ではあるのですが、5代母イスズヒメはデビュー戦の1勝ながら、その時に勝った馬があのタケシバオー

牝系は小岩井農場基礎牝系の一頭アストニシメントという日本の歴史ある牝系となります。

 

評価:△

 

 

⑧バブルウィズジョイの20

父:アジアエクスプレス

牡 栗毛 5月12日生

1口価格:16,000円

募集価格:800万円

生産牧場:織田 正敏

予定厩舎:栗東・高橋 康之

 

サマーセールにて落札されたアジアエクスプレス産駒の牡馬。

遅生まれながらセールの時点で雄大な馬体でひときわ目立っていました。

バブルガムフェローディープブリランテを輩出した牝系というのも評価できるポイントでしょうか。

同じアジアエクスプレス産駒の2歳馬オリエンタルキングはキャンセル募集が埋まらない(埋まらない理由に心当たりしかない)のに加えて中々入厩と行きませんが、1歳の時点で馬体も大きいこちらは早めの入厩もあり得るのかなと思ったりします。

入厩予定は栗東の高橋厩舎。2歳馬のアップトゥザナインを管理しています。

未勝利ながら出走手当金でコツコツ稼いでいるだけに、こちらも期待できそうです。

 

評価:〇

 

 

⑨スターリーオレンジの20

父:フリオーソ

牡 栗毛 4月9日生

1口価格:16,000円

募集価格:800万円

生産牧場:岡野牧場

予定厩舎:栗東・宮本 博

 

父は今年産駒通算1000勝を挙げたという地方出身のダートの名馬。

同時代を競い合った相手にカネヒキリエスポワールシチースマートファルコンヴァーミリアンと名を挙げるだけでも錚々たるメンツが揃うだけに、飛んでもない時代に地方で8億円を稼いだ実績は途轍もない強さが伺えられます。

中央ではいまだ大物を輩出していませんが、少ない頭数ながらも勝ち上がっている産駒もいるだけに、期待は十分でしょうか。

母スターリーオレンジは山上代表の所有馬のサウスヴィグラス産駒で、地味ながらもダートで走りそうな血統です。

入厩先は栗東の宮本厩舎。

アピートからの縁ということもありそうです。

 

評価:△

 

 

⑩イムディーナの20

父:ビーチパトロール

鹿毛 3月19日生

1口価格:14,000円

募集価格:700万円

生産牧場:村上牧場

予定厩舎:美浦・中川 公成

 

父ビーチパトロールアメリカの芝G1を3勝したLemon Drop Kidの後継種牡馬。引退後は日本に輸入され、初年度産駒となります。

いわゆるキングマンボ系で、非主流とはいえアメリカの芝で走っていた実績がどう出るか、というところでしょうか。

母イムディーナは未勝利のスペシャルウィーク産駒で、半弟には重賞3勝のマルターズアポジーがいるという血統です。

アメリカのダート馬ならわかるのですが、アメリカの芝馬ということで、かなり不安な要素もありそうな気がします。

ただ、父の血統的にはダートもこなせそうですし、アメリカの芝馬だからという前評判をいい意味で裏切ってほしいところもあります。

入厩先はパワーエンブレムで関係のある美穂の中川厩舎。

 

評価:△

 

⑪サンバダンサーの20

父:タイセイレジェンド

牡 栗毛 5月24日生

1口価格:14,000円

募集価格:700万円

生産牧場:村上 進治

予定厩舎:美浦・和田 勇介

 

父はJBCスプリントを制したタイセイレジェンド。産駒も少ない中で、貴重な1頭が募集ラインナップに加わることになりました。

母サンバダンサーはアドマイヤマックス産駒で、オーナーはグリーンスウォード…ん?聞き覚えあるな?

そう、馬主の法人は山上氏が代表を務める医療法人。

さて、母の名前で何となく察しはつくのですが、この馬の祖母はサンバホイッスル、つまり先に触れたサンバホイッスルの20やアピートの甥にあたる血統となります。

よって、アストニシメントの牝系なのですが、ここで私は興奮を隠せませんでした。

タイセイレジェンドキングカメハメハと母父メジロマックイーンという組み合わせです。

メジロマックイーン?ということは、メジロ血統の話になるのですが、メジロ血統の祖というべき存在がまさにそのアストニシメント。

というか、どちらも第弐アストニシメント…そしてオーグメントまでは祖を同じとしています。

血統的には非常にロマンのある話です。

加えて先に触れたイスズヒメはパーソロン産駒なんですよね。メジロマックイーンの祖父メジロアサマパーソロン産駒なので、インブリードとはなりませんが、6×7くらいでしょうか。

そもそも、5代血統表を眺めるだけで脳汁が沸き立ちます。

同じ3代前にマックイーンとサンデーサイレンスが並ぶというのもなかなかロマンあふれていますし、マンファスファンシミンなどが名を連ねているのは、本当にすごいと思うんですよね。

ところで、生産は村上進治さんは京サラの馬にもかかわっており、勝ち上がったデアノヴァの生産者でもあります。

また、生産馬で一番活躍しているのは昨年の佐賀皐月賞を勝った佐賀競馬で活躍するミスカゴシマ。

凝った配合の馬も多数おり、個人的にはとても期待している生産者さんだったりします。

所属予定は美穂の和田厩舎。福島記念3着のアラタやレパードステークス勝ち馬メイショウムラクモを管理している新鋭の調教師となります。

 

ところで、姉もおじと同じでラニ産駒なんですね。

でも、さすがに「ラニサンバダンサー」って名前はちょっと…もう少し捻ろうよ…?

 

 

評価:◎

 

 

⑫ノーブルクラウンの20

父:シニスターミニスター

牝 栗毛 3月16日生

1口価格:20,000円

募集価格:1,000万円

生産牧場:イワミ牧場

予定厩舎:栗東・岡田 稲男

 

シニスターミニスターエーピーインディ系で安定して産駒の勝利を重ねています。加えてチャンピオンズカップでは産駒のテーオーケインズが初のG1制覇となり、G1勝ち馬が出てきたばかり。

母ノーブルクラウンはゼンノロブロイ産駒で未勝利ながらも、兄にはリーチザクラウンがいるという良血です。

全姉ノーブルオーキッドは京サラ所属ですが、まだ未出走ということで、比較材料にはならないのがネックではありますが、姉が1.4万円なのにくらべてこちらが2万円。

父の評価も上がっているでしょうし、この価格も当然かもしれません。

所属予定は栗東の岡田厩舎。みやこステークスを勝ったメイショウハリオや山上氏所有のゴールドフィンガーなども所属しています。あとインゼルのシャブリの20も。

 

評価:〇

 

 

⑬コテキタイの20

父:スズカコーズウェイ

鹿毛 3月19日生

1口価格:16,000円

募集価格:800万円

生産牧場:高橋ファーム

予定厩舎:栗東・羽月 友彦

 

父名と母名で突然「そういやスズカコテキタイって馬いたな…」と思ったのですが、この馬はまさにそのスズカコテキタイの妹。

とはいえ、父は違うんですが…。

スズカコーズウェイジャイアンツコーズウェイ産駒で短距離を中心に走った馬。

母コテキタイは地方5勝で、その牝鶏はグランド牧場の基礎牝系の1頭アマリテュードにたどり着きます。

上のきょうだい3頭は中央地方違いこそあれ全頭が勝ち上がっているというのは非常に評価できるポイントでしょう。

中央より地方で活きそうな気もしますが、かなり期待できる気がします。

 

評価:○

 

 

⑭ミティークの20

父:リヤンドファミユ

牝 栗毛 5月28日生

1口価格:0円

募集価格:0万円

生産牧場:村上 進治

予定厩舎:美浦・伊藤 伸一

 

京サラでは3年連続となるリヤンドファミユ産駒のミティークの子シリーズ。

姉ジェステミニョンは未勝利でファンド解散後、先日地方で初勝利をあげました。

兄アップトゥザナインは未勝利ではありますが、奨励金などで一口8千円を地道に回収しつつあるということでクラブのコンセプトにマッチしている状況。

そして妹は…姉と同じくまさかの馬代金無料募集。

3世代目で今更リヤンドファミユ産駒が売りにできると思えませんし、おそらく産駒が中央未勝利だということが理由の一つなのかなと思います。

血統的な話をしてきましょう。父リヤンドファミユドリームジャーニーオルフェーヴルを兄に持っているという良血。

現役時代は怪我に泣かされることとなり、引退後はクラウドファンディングによって種牡馬入り。今年をもって引退ということになっています。

母ミティークはムーンバラッド産駒という血統。

馬体写真を見ると、すごく兄に似た栗毛だという印象です。

しかし、その写真…なんというか、目元がとても…ディクタスアイ感強いです…。

 

評価:〇

 

 

 

まとめ

全体的に牡馬が多く、牡馬と牝馬で1頭ずつを基本線と考えていたので早速悩むことになってしまいました。

しかも、なかなか選びづらいなこの候補…。

 

ちなみに今更ながら評価の参考として、基本的にオープン入りする馬が出てこないと踏まえて2勝できるかできないか、というラインで1000万をラインとして、一口2万のラインで色々考えています。

 

 

とりあえず評価をまとめると

◎…トーセンジュエル、サンバダンサー

〇…ビーウィッチド、シーヴァージア、バブルウィズジョイ、ノーブルクラウン、コテキタイ、ミティー

△…スリーアフロディテ、ストームトウショウ、ホウショウバレン、サンバホイッスル、スターリーオレンジ、イムディーナ

 

 

こんなところかなあと。

…これ結局まとまらずこの中から3頭とかになりそう。