さて、御無沙汰しております、やよいです。
皆さんPOGも佳境の方も多いことでしょう。
ということは、次のシーズンも間近ということでして、そのドラフト対策をしている方も終盤戦、いろいろ頭を悩ませているでしょう。
さて、それと並行して頭をひねって考えるのが一口馬主生活。
そんな私のメインクラブは京都サラレッドクラブです。
そうだよ滋賀の京都だよ!!!
つい先日所属馬初のOP馬が出てくるなどリニューアル後地道に活躍が見られているこのクラブ。
ただ、クラブのコンセプトの都合上POGでは全くスルーするクラブでした。
まあ今後も…と思っていたのですが、21年産からダート3冠路線が整備されます。
つまり、ワンチャン賭けるのはアリなのでは…?
と思った次第で今回POGドラフト対策記事番外編として考えていきたいと思います。
まず、本題に入る前に昨年12月時点での21年産ラインナップの紹介記事を書いているのでそちらを参考にしていただければと思います。
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POG的に考えていくということは、やはり活躍する馬を見極められるかになります。
そこを考えると、単純に勝ち上がることができる馬を指名する必要があるわけで、傾向的に見ていけば指名する価値がある馬がいるのではないかなと思うのです。
・母系で見る
POG自体、やはり良血馬を選ぶのが近道です、
そう考えると、血統のいい馬…といきたいのですが、そんなんノーザンファーム生産馬で探せば解決するんですよね。元も子もない。
しかし、今回の記事は京サラの馬からPOGで狙うとしたら…がテーマ。
父は狙いづらくても、母系は引けを取りません。
というわけで母馬を見ていきましょう。
まずは、クラブの事実上の初年度となる19年産からの所属馬での勝ち上がり馬の母馬の生産をみてみます。
母エリモトゥデイ(ワンダフルトゥデイ)…エクセルマネジメント
母ヴァーチュスター(デアノヴァ)…Yoshimi Ichikawa(米)
母ベストレート(ラートリー・プライムレート)…ノーザンファーム
母パワーオブフェイス(パワーエンブレム)…増本牧場
母サンバホイッスル(バトゥーキ)…川島良一
母ストームトウショウ(サイレンスタイム)…トウショウ産業株式会社トウショウ牧場
母ミラクルベリー(プレミアムベリー)…坂東牧場
…というわけで現時点の勝ち上がり馬+地方からの出戻り馬でした。
…これ結論簡単ですね。
母ノーザンファーム産を選べ、以上。
推奨 母がノーザンファーム生産
・育成先で見る
ノーザン系クラブやノルマンなどは育成や外厩が整っていることがやはりアドバンテージとなります。
対して日高系クラブは育成先や外厩は様々。クラブによったり、調教師によったりで変わります。
というわけでこちらでは育成先での傾向を見たいところです。
フルム…グランデファーム
ワンダフルトゥデイ…森本ステーブル
デアノヴァ…カナイシスタッド
ラートリー…グランデファーム
パワーエンブレム…森本ステーブル
エルデスペラード…カナイシスタッド
バトゥーキ…グランデファーム
サイレンスタイム…森本ステーブル
プライムレート…グランデファーム
プレミアムベリー…森本ステーブル
オリエンタルキング…森本ステーブル
カナイシスタッドはクラブの前身ニューワールド時代のズブズブ名残から初年度は利用してましたが3歳世代からはいない…のですが実は勝ち上がり率高いんですよね。
次いで森本ステーブルも検討していますが今回の2歳世代ではいないのですよね。
グランデファームは安定して輩出しており、21年産は半分くらいが育成しています。
カナイシスタッドと入れ替わりとなって育成をしている加藤ステーブルからはまだ勝ち上がりはありません…うーん…?
推奨 グランデファーム育成馬
・厩舎で見る
まあノーザンだとリーディング上位の厩舎だったりするのが目立ちますけれど、日高系だとはそといかないことも。
それだけに厩舎との相性も考えるべきかもしれません。
POG的には勝ち上がらなくても稼ぐことは可能ですが、なはり勝ち上がりは正義だと思います。という個人的な見解です。
ということで厩舎の面から見ていきたいところです。
フルム…浜田厩舎(栗東)
ワンダフルトゥデイ…中尾厩舎(栗東)
デアノヴァ…伊坂厩舎(美浦)
ラートリー…和田厩舎(美浦)
パワーエンブレム…中川厩舎(栗東)
バトゥーキ…浜田厩舎(栗東)
サイレンスタイム…安達厩舎(栗東)
プライムレート…笹田厩舎(栗東)
この時点で複数頭勝ち上がってるのが浜田厩舎です。
ここを重視するのは必然的になりそうです。
ただ、勝ち上がりの数だけ考えるのも早計でしょうし、3歳〜4歳の全体から厩舎の勝ち上がり率と平均獲得賞金を見てみたいところです。
安達厩舎 勝ち上がり 1/1頭 平均獲得賞金 1357万円
伊坂厩舎 勝ち上がり 1/2頭 平均獲得賞金 1906万円
岡田厩舎 勝ち上がり 0/1頭 平均獲得賞金 299万円
奥村武厩舎 勝ち上がり 0/1頭 平均獲得賞金 94万円
小手川厩舎 勝ち上がり 0/1頭 平均獲得賞金 213万円
坂口厩舎 勝ち上がり 0/1頭 平均獲得賞金 68万円
笹田厩舎 勝ち上がり 1/2頭 平均獲得賞金 1500万円
佐々木厩舎 勝ち上がり 0/1頭 平均獲得賞金 0万円
杉山(晴)厩舎 勝ち上がり 0/1頭 平均獲得賞金 545万円
鈴木(慎)厩舎 勝ち上がり 0/1頭平均獲得賞金 155万円
高橋(康)厩舎 勝ち上がり 0/2頭 平均獲得賞金 73万円
中尾厩舎 勝ち上がり 1/1頭 平均獲得賞金 3938万円
中川厩舎 勝ち上がり 1/3頭 平均獲得賞金 343万円
橋口厩舎 勝ち上がり 1/1頭 平均獲得賞金 1322万円
羽月厩舎 勝ち上がり 0/5頭 平均獲得賞金 345万円
浜田厩舎 勝ち上がり 2/2頭 平均獲得賞金 5298万円
松山厩舎 勝ち上がり 0/1頭 平均獲得賞金 133万円
宮本厩舎 勝ち上がり 0/2頭 平均獲得賞金 136万円
和田(勇)厩舎 勝ち上がり 1/2頭 平均獲得賞金 945万円
いや、こうして見ると羽月厩舎が中々厳しいのを強く感じてしまいますね…。
推奨 安達厩舎 伊坂厩舎 笹田厩舎 中尾厩舎 浜田厩舎
まとめ
一応3つのポイントから見ていきましたが、最後に京サラの馬からPOG指名するなら推したい馬を考えていきたいところです。
以上の条件に加えてもう一つ、母系のポイントとして「母、祖母が重賞馬orきょうだいやおじおばに活躍馬がいる」という視点も踏まえて、上の各視点の推奨に当てはまる条件の馬を挙げたいところです。
◎4点
ベストレート(テルセイラ)
すべての項目に当てはまっています。この記事のためのような馬ですね。
姉2頭とは父が変わりイスラボニータ産駒となり、芝でもやれる気配があります。
育成状況からすると早ければ夏から秋にかけてのデビューとなりそうですし、勝ち上がれれば2歳から3歳の芝ダートスプリント戦のチャンスがあります。
隠し玉としてドラフトで狙い撃ちするだけの魅力はありそうです。
○3点
ハニーパイ(ハリウッドブルース)
母は非ノーザン産ではありますが、エーデルワイス賞を勝っていますし、ダート短距離向き。
父は輸入初年度のカリフォルニアクロームで、父のこれまでの実績からすると個人的にはマイナスではあったのですが、二世代続けて勝ち上がりを決めている浜田厩舎ですし、父の大逆襲を担う存在になりうる可能性はあります。まあ狙いは兵庫CSになるでしょうか。
△2点
アンドトゥモロー(アドマーニ)
まさかの2項目クリアをしたのがこの世代最安値のリヤンドファミユ産駒。
グランデファーム育成で、実は上に上げたハリウッドブルースとだいたい一緒に坂路などやってたりします。
母は未勝利ながら祖母は桜花賞馬キストゥヘヴン。おじにヒュミドールなどがいることから、リヤンドファミユ産駒でも屈指の良血ですから、マイナー種牡馬狙いで狙うという考えがあれば検討の価値がありそうです。