どうも、やよいです。
とうとう2歳G1の季節となりました。
POGが始まって既に半年が経過し、2歳のトップを決めるレース…。
ぶっちゃけ皐月賞の時もサトノフラッグの走りを緊張しながら見ていましたが、おそらくこの3週間も同じように緊張しながら見守ることになるんだと思います。
それでは、今週のレースを振り返りたいと思います。
応援時の個人的ルール確認
私の指名馬が出走する際は、応援馬券を購入することにしています。
※応援馬券とは
1頭の単勝式・複勝式の馬券を、セットで同額購入できる馬券。 -JRA 競馬用語辞典より
今週のレース
マオノジーナス 12日(土) 中山2R 未勝利戦(芝1600m)
デビュー戦では3着と姉の活躍はさておいて考えると健闘の内容でしたが、放牧を挟んでの2戦目となります。
メンバーを考えると、素質は高いですし全く勝ち上がる可能性はゼロと言えませんし、むしろ可能性は高いほう。
前走より人気は落ちていますが、やってくれると信じています。
後ろからの競馬になりましたが、結果的に前の壁を崩せず5着に。
なんとももったいない走りとなってしまいました。
ですけど、レース全体では上り最速のタイムなんですよね。
ですから、潜在能力の高さは十分に見せているんじゃないかと思うんですが、それを考えると尚更もったいないというか…。
年内に勝ち上がりを決めてくれると嬉しかったなあという内容でした。
ダノンハーロック 13日(日) 中山7R 2歳1勝クラス(ダート1800m)
前走もちの木賞では2着という結果でしたが、やはり白毛のダート馬というのは目立つもの。
そんな個人の感想はともかくとして、自己条件戦ということでデビューの小倉以来の遠征となります。
とはいえ、小倉とはコースは違いますし、そこでどう出るかというところも気になるところです。
輸送を含めて+8キロは逆に不安を感じるところでしたが、結局前を差すことが出来ず5着という結果。
とはいえ、しっかり掲示板は確保したことは十分だとは思います。
…というか、別に中山に出張してまで走るメリットなかったんじゃ?て気もしてきましたが、次走に期待というところでしょうか。
もし続戦するのなら小倉は可能性ありそうな気がしますけど。
因みにこのレースを勝ったのは一度中央でデビュー後地方で2勝を挙げてから再び中央に挑戦し、ペルーサ産駒初勝利となったラペルーズでした。
ソダシ・サトノレイナス 13日 阪神11R G1阪神JF(芝1600m)
時間の流れは早いものでもうこの日がやってきてしまいました。
2歳女王を決めるこのレース、昨シーズンはそもそも勝ち上がっていたのがファーストフォリオ1頭で無風でしたが、今年はなんと本指名で2頭も出走することに。
いや、レイナスはむしろ新馬戦勝てば出てくる可能性はあるかな、と思っていたんですけどね、牝馬トップの指名でしたし。
むしろ本指名最後のソダシがいるということが予想外だったというか…。
そんな白毛のソダシは札幌2歳ステークスのコース2歳レコード勝ちの実績もあって1番人気。サトノレイナスも次いで2番人気という構図に。
しかも隣の枠。
今年の2歳牝馬は昨年以上にレベルが高い印象がありまして、その中でも今回のレースのメンバーは揃っている感じです。
レース間隔や遠征が絡む関係でアカイトリノムスメやリフレイムといった有力馬も欠いているのですが、そのうえで個性的なメンバーが揃ったといえそう。
指名馬2頭のライバルとなるのが、ソダシと同じシラユキヒメの孫メイケイエール、モーリス産駒のインフォナイト。
10倍以下の人気の4頭以外にも、札幌ではソダシに惜敗を喫したものの強さを見せたユーバーレーベンや、九州産馬のヨカヨカやルクシオン、函館を制したリンゴアメ、1勝馬ながら良血のジェラルディーナやシゲルピンクルビー、ブエナベントゥーラやカランドゥーラを破っているウインアグライアなど…
なんか、名前を挙げただけで全頭数の半分が出てきてしまっていますが…(笑)
実際、上位人気4頭も確実に勝てる!と言い切れないところがあって、不安要素も考えると正直どの馬が勝つのかが読めません。
まあ、私は正直に指名馬2頭とも応援しますけど…(
レースは序盤からヨカヨカが引っ張るという展開。
ソダシは比較的前目、サトノレイナスは中団あたりという形になりました。
直線に入るまでそのままヨカヨカがレースを引っ張り、このまま九州産馬初の快挙か、というところで追い上げてくる他の馬、そして飛び出してきたのは白毛の馬と大外の鹿毛の馬。
メイケイエール、そもそもスタートから出遅れていたのですが、直線で上がってきたというところ。
そしてヨカヨカとメイケイエールの間から抜け出したところで、さらに追いかけるようにやってきたのがサトノレイナスとユーバーレーベン。
2頭とももうちょっと後ろにいた気もするんですが、早い追い上げて差しにきて、さすがにこれはきついか?と思っていましたが、差されかけても抜かせない。
そして、最後はサトノレイナスに差されるか差されないか、というところでゴールライン。
…あれ、結局どっちが勝ったんだ?という展開となりました。
いや、これどっちが勝ったとしても結局指名馬が勝ったわけなんですけど、それは置いといても、まるで漫画のようなレース。
しばらく時間を要して出た結果は、1着ソダシ、2着サトノレイナス。ハナ差の決着。
恐らく世界初の白毛馬のG1制覇という偉業がここに誕生することになりました。
まずは指名馬2頭の内容を振り返ります。
ソダシですが、前走でもゲートを嫌がるそぶりがあったということで、母譲りのゲート難の兆候が少し見え隠れしているのかなと思ったところで、今回もちょっとゲートを嫌がっていたのがやはり不安要素でした。
しかし、走ってみれば過去3走とそう変わらない走り。
直線での根性は札幌2歳ステークスの時のユーバーレーベンと競った時にも見られましたが、ここでも健在。
だからと言って、抜いた後メイケイエールとサトノレイナスに差されかけるも二度とも踏ん張ったというのは予測できませんでしたが。
そもそもお母さんのブチコも素質だけなら高かったですし、血統からすればこれぐらいやってもおかしくなかったのかもしれません。
サトノレイナスは、前走がサフラン賞だったということもあって、過剰人気ではとの見方もあったのですが、直線での伸びは何となく兄サトノフラッグの弥生賞を思い出しました。
流石に今回は大舞台の経験の多かったソダシを差し切れなかったとはいえ、春までの成長次第では挽回の余地は十分にありそうな気はしています。
因みに、この2頭のタイムが1.33.1だったのですが、これは昨年の2歳女王レシステンシアが更新する前のレコードタイムと同じ何ですよね。
その記録を持っていたのがあの名牝ウオッカ。
余談ですがこの時の2着馬だったアストンマーチャンはその前走のファンタジーステークスの2歳コースレコードを持っていました…今年まで。
そう、この記録を塗り替えたのが今回4着だったメイケイエール。なんだこの一族…。
指名馬以外の掲示板の馬についても触れていくことにしますが、3着はユーバーレーベン。
札幌2歳ステークスではソダシに惜敗をしていましたが、やはり底力は強く、上がりタイムは最速の33.6。
相手関係に恵まれれば重賞タイトルは狙える立場でしょうか。
4着は上記でも触れたとおりメイケイエール。
元々折り合いが難しいというところもあって不安視されており、今回もスタートが上手くいかなかったのですが、そのうえで4着まで上がったのですから力は十分でしょう。
ただ、恐らく距離としてはマイルぐらいまでが限界な気がするので、狙うなら桜花賞→NHKマイルかなあといった印象。ある意味レシステンシアと似たルートになりそうです。まあそれが難しくても葵ステークスで走れそうですが。
因みに今週出走したシラユキヒメの一族の馬、1歳上の大叔父ピオノノも含めてすべて掲示板に入るということになりました。
5着はレース終盤まで先頭を引っ張っていたヨカヨカ。
そもそもひまわり賞では相手関係からすると余裕とはいえ、57kgの斤量を背負っていましたし、1600は長いのではと思っていましたから、掲示板に入ったということは十分誇れるんじゃないかと思います。
こちらもメイケイエールと同じく精々1600mが限界な気がしますし、もしかすると阪神のコースと相性があまりいいとは言えないのかなと思っていますが、狙うとしたら桜花賞→NHKマイルor葵ステークスといく感じかなあ、と思います。
それにしても、本当に面白いレースでした。
POG順位
先週に引き続いてトップ。
阪神JFの結果を受けて、一気に1万近い差を付けました。
…つけたが、このPOGはあと1年あるので全く安心してはいけないんですよね。
今後の展望
- ルペルカーリア
見学者の情報によると傷はやはり小さく、すでに15-15のタイムで走っているようなので、普通に復帰も早そう。
そもそも外厩はノーザンファームしがらきですから、栗東に入厩する時点でほぼ整えてくるでしょうし、気長に…という感じにはならなそう。
- タイトルホルダー
年末のホープフルステークスに特別登録されています。
気にするところもありませんでしたが、フルゲート18頭で18頭の登録なので除外もなさそう。
相手を見ると、東スポ杯で敗れたダノンザキッドの他、連勝中のアドマイヤザーゲやオーソクレース、ヨーホーレイク、ランドオブリバティといった面々に、中々勝てないカランドゥーラなど、メンバーはそこそこ揃っています。
それと今週中央競馬復帰で勝ったラベルーザの名前も。
恐らく打倒ダノンザキッドという構図になるでしょうが、どうなるでしょうか。
- マンインザミラー
デビューは1月16日の中京2000mの見込みとなりました。
鞍上はキーファーズですから当然武豊。
追切タイムも十分な出来ですから、期待したいところです。
帰厩しました。
年明けの京成杯に向けて力を整えてほしいところです。
- コニャック
前走からの放牧後何の音沙汰もなくそもそもちゃんと元気にしているのか心配していましたが、入厩しています。
大敗した前走の勝ち馬カイトゲニーはつわぶき賞を逃げて勝ちましたし、そこまではいかずとも掲示板には載ってほしいところです。
- ダディーズビビッド
先週のこうやまき賞を勝って2勝目を上げた後、放牧に出されています。
…がすでに次走は決まっていました。シンザン記念です。
ということは恐らくこの放牧はリフレッシュの短期放牧となりそうです。遅くても年内には戻ってくるでしょう。
前走の武豊騎手のコメントからすると、序盤が掛かるという感じですし、一先ずはNHKマイルが目標になるのかな、といったところ。軽い馬場かつ1600あたりが一番相性がよさそうですし。
- シルヴェリオ
帰厩しています。
そしてさっそく坂路を走るなど元気な様子。
年明けにデビューの弟が走る前に、年内のオープン入りに期待したいところです。
- ラヴユーライヴ
来週の阪神再度山特別と中京尾張特別の二つに特別登録しています。
どちらも除外はなさそうですから、よりいいほうを選ぶことになりそうですが、阪神のほうは同厩舎で同じ年のラインオブダンスも登録しているので、別々になる可能性もあるのかな?
おまけ
一口出資馬の話。
もうそろそろコーナーとして位置付けたほうがいいんじゃないのかなって気がしてますが…。
ラウディは先日のレースの後、放牧に出されてました。
短期間に3回も走りましたし、まずは年明けまでゆっくり休んでほしいなといった感じ。
そしてロックオンエイムは未勝利戦に出走でした。
コースは中山の2000m。
うーん、アドマイヤムーン産駒で中山2000?ちょっとイメージが湧かない気もしますが…。
そのイメージもあってか8番人気と前走3着だった割には人気も伸び悩んでいました。
序盤から前目での走りとなり、じわじわと順位を上げて直線では先頭に立ち、差してくる後ろの二頭に対して粘りながら2着トゥーフェイスとハナ差の1着でゴールイン。
前走と変わらぬ走りで勝ち上がりとなりました。
これで一口出資馬として初勝利となりまして、阪神JFに向けて幸先のいい流れを感じていましたが…。
しかし、アドマイヤムーン産駒で中山2000を走ってくれるのは意外でした。
確かに前走も逃げて最後差されたとはいえ、十分な走りでしたが、距離を伸ばして勝てるとは…。
ただ、本来は勝ち上がれば続戦で年明けの2000mを走る算段だったようですが、案外テンションが高かったようで、リセットの意味もかねて放牧に出される可能性もあるとのこと。
そうかあ、それはしゃあないなあと思っていたところ、早々に次走の目標が決まったようで、2月に小倉で行われるあすなろ賞とのこと。
それにより、水曜には滋賀のチャンピオンヒルズに移るそうで…。
え、あのチャンピオンヒルズ使うの?てか小倉来るの?え、小倉来ちゃうの?とちょっと感情の整理が追いついてませんが…。
ともあれ、無事に勝ち上がってくれてうれしいです。