鼠の気ままに馬ライフ

POGや一口馬主など、競馬にまつわる話をしていきます。

POG2024-25に向けてかつての指名馬の弟妹をリストアップしてみた。

さて、ご無沙汰しております。やよいです。

POGは2023-24シーズンのクラシックの真っ最中。

 

というわけで、現在行っている仲間内のPOGはシーズンが年末までですが、6月からの24-26のシーズンも開催されることが決まっており、その他のPOGサイトにも昨年に続いて参加するつもり満々の中の人。

というわけでPOGドラフト対策の時期となってまいりました。

 

既に昨年のクラシック戦線のきょうだい、昨年からのG1馬のきょうだいを探していく記事は出しているのですが、ふとこれまでのPOGで指名した馬のきょうだいはどうなんだろう、と思いました。

 

 

 

なんやかんや良血を指名していますから、そのきょうだいも活躍する可能性は高そうですし、リストアップする価値はありそうな気がしました。

というわけで今回は仲間内のPOGでこれまで指名した馬のきょうだいをリストアップしていきたいと思います。

 

 

 

 

※例年通り青本を買っています。特典のリストいつも助かってます。

 

 

 

 

 

※ピックアップについて

今回ピックアップするのは一応最初のシーズンとなる現7歳世代から行こうと思います。

また、過去の記事内で取り上げた馬についてはスルーしますのであしからず。

 

 

 

  • ラドラーダの22(ブリッサドラーダ) 

初年度に指名したアブソルティスモの半妹となります。

兄にはダービー馬レイデオロがおり、世代的にはその2年目産駒と対戦していくことになりますでしょうか。

キズナをつけています。

…が、キズナということはウインドインハーヘアのクロスがあるんですよね。

しかも3×3と挑戦的な配合。

レイデオロ産駒の現状を見るとウインドインハーヘアのクロスはかなり挑戦的ながら怖い印象。

特に牝馬なのでしっかり見極めたいところでしょうか。




  • バラダセールの22(バラダレイナ) 

サトノフラッグサトノレイナスヴァラダムドラーの妹となります。

なんだかんだ体質的に不安の残る一族ではあるんですが、こちらはレイデオロ産駒。

あっ、レイデオロ牝馬…。

ただ、この一族の特徴なのかディープ産駒だったフラッグ、レイナス以外のきょうだいと同じように既に500キロを超えているという大型馬とのことで、レイデオロ牝馬最大の欠点であるサイズの小ささの問題はなさそう。

そうなるとパワーを生かしてダートで…ということは十分にあるかもしれません。



  • ラヴズオンリーミーの22(アクチノータス) 

ラヴューライヴディーンズリスターと指名してきた一族ですが、サトノダイヤモンド産駒の牝馬となります。

産駒は期待値の割には…という具合ですが、きょうだい達は安定していることからも勝ち上がりの期待は十分ですし、体質面”は”ともかくとして、先々を見据えて長く見ていける血統でしょうからゆっくり見守れそうです。

 

  • エリドゥバビロンの22(パドメ) 

指名馬キンブレルの半妹となります。

指名した兄こそ勝ち上がりはなかったのですが、半兄アドマイヤアルバは京都新聞杯2着など3勝、半姉ギブミーラブも3勝と当たりはずれはあるものの当たれば上のクラスまでは行けるだけの一族。

こちらは母エピファネイアとなります。

一つ上の姉は去年から全然話が出てきませんが、2年続けてサンデー系種牡馬ではない馬をつけていますから、ここで一発は十分ありそう。

かつエピファネイア牝馬ですからね…。

 

 

  • デアリングバードの22(デアリングエア) 

デアリングタクトの全妹として指名したマオノジーナスの妹となります。

因みにマオノジーナス自身も先日初仔を出産、順調に育って再来年のPOGで注目馬になってくれればうれしいですね。

話は逸れましたが、今のところ牝馬しか生まれてないという母ダイワスカーレットみたいな産駒状況ですが、現時点で育成状況は順調そう。

デアリングタクトと同じチームとなるでしょうから、姉に負けない活躍をすれば…という血統の神髄を見せてくれればと思います。

 

 

指名馬ラティアススパイダーバローズ、その他は2歳女王レシステンシアの妹にあたります。

そしてドゥラメンテのラストクロップとなります。

そのグラティアス以降産駒の勝ち上がりはないのですが、アルゼンチン牝馬との配合はおそらく相性は良さそうな気がしますし、昨年末に少し頓挫していることは気になりますがPOGでは最注目にはならなそうな位置でしょうからねらい目かもしれません。

 

 

  • オツウの22 

指名馬マジカルステージ、その他ではキングロコマイカなどを輩出していえるオツウの産駒となります。

一つ下の全妹はどうやら奇形で産まれて予後不良という診断となったそうで、母も脚部の問題から繁殖を引退しており、実質的なラストクロップということになります。

父はマクフィということで、きょうだいたちのように芝でもダートでも走りそうな印象。

どっちになるかは正直何とも言えませんだ、きょうだい全て勝ち上がっているというポイントは評価せずにはいられません。

 

 

  • トゥアーニーの22 

指名馬ノックオンウッドの弟となります。

一つ上のメリージェーンは勝ち上がりを決めていることからも、注目すべき存在と言えそううです。

特にドゥラメンテ産駒ながら5代内はアウトブリードという面はかなり大きなポイントになりそう。

特にサンデークロスやらと言われていたような産駒傾向とは真逆の方向性ですし、ここでこの馬も活躍すれば風向きは変わりそう、というか普通に大きなところを取って種牡馬入りという夢も見られそうな気がします。

 

 

  • オーマイベイビーの22(メリッサバローズ)

指名馬クレイドルやみんな大好きステラヴェローチェの妹に当たります。

父にはサートゥルナーリアを配しています。

シーザリオの系統の種牡馬は初仔がエピファネイア産駒でしたが未勝利だったのはちょっと心配な要素ではあるのですが、この配合でサンデー4×3とミスプロ5×5とかなりシンプルなクロスなのは意外。

そしてバローズ冠の友道厩舎というのも新鮮ですね…。

 

 

  • ミノレットの22(ミリアドタレント) 

指名馬モンゴリアンキングの半妹となります。

ていうかなんか母の表記が日本語になってない…?と思ったら一つ下の産駒を受胎した状態で輸入してますね?

そういうわけでこちらの馬は一応◯外にはなりますが…。

父はソットサス。ってしれっととんでもないところつけてる…。

○外牝馬は一昨年くらいにトラウマ製造機みたいなやつがあったので悩むところですが、凱旋門賞馬の父とはいえその半弟シンエンペラーを考えると普通に日本で走る可能性は高いんですよね。

ソットサスが持っているミスワキクロスがハマれば面白いかもしれません。ただ血統的には将来の繁殖入りを見据えている気がしますが…。

 

 

指名馬ベヴィアーモカンティアーモの妹となります。

父はブリックスアンドモルタルということで、この一族はいい父をつけてるのがよくわかります。

既にゲート試験も合格済みですが、少し状態はまだまだな様子ですし、じっくり調整してくことになりそうです。

 

 

指名馬ライラックワインシリンガバルガリの半妹となります。

父はアドマイヤマーズということでマイルを見据えての配合でしょうか。

初年度産駒ということでサートゥルナーリアのほうが注目されてる印象はありますからねらい目ではありそう。

まだまだ小柄なのが若干気になるところではありますが…。

 

 

  • ロスヴァイセの22(ライネリーベ) 

ヴァーンフリートジークルーネの妹となります。

また昨年の青葉賞を勝ったスキルヴィングの妹にもなりますね。

父はサトノダイヤモンドということで長めの距離を意識しそうな配合です。

きょうだいは距離適性は結構バラバラとはいえ府中で良さを出してる印象がありますし、こちらも府中で駆け抜けてくれる期待があります。

 

 

  • クルミナルの22(レイニング) 

指名馬アライバルの弟となります。

父は初年度産駒となるサートゥルナーリア。

血統的にはどの程度やれるかというところはありますが、まだ成長はしていきそうな感じで大物になりそうな感触があります。

 

 

指名馬ロンの半弟となります。

父はミッキーグローリーということですが、産駒は芝よりダートで勝ち星を挙げているんですよね。

そう考えるとアグネスデジタル肌ですからダートに寄っていくのかなと思います。

姉は体質面で苦労していただけに、順調に進んでほしいところではあります。

 

 

  • ショウナンカラットの22(ジェントルバローズ) 

POG指名馬ドグマの半弟です。

一つ下の仔からずっと猪熊オーナーが所有しているのですが、こちらはロジャーバローズ産駒。

まだ2年目なので傾向的には分かりませんがきょうだいエルトンバローズの成績なども考えると2000くらいまでは持つんではないかなと思います。

血統的にもオーナーが期待していそうですし、大きいところを目指せれば…という1頭です。

 

 

  • ベルアリュールⅡの22(カピオラ) 

指名馬ディンディンドンアドマイヤベルの妹となります。

父はフィエールマンということで初年度産駒ですか。

体質的にちょっと怖いですね…能力はありそうですが、父も体質的に強くないだけに、ディンディンドンのことを思い出す分かなり慎重になります。

無事に走ってくれればいいんですけどね…。

 

 

  • ハーランズルビーの22 

指名馬エレガントルビーの半弟となります。

父はサートゥルナーリアということで、かなり期待していると言えそう。

ただ、現時点で色々情報が足りていないのは気がかり。

ストームキャットのクロスもあってスピードはありそうではあるんですけど…。

 

 

  • スピニングワイルドキャットの22(ハリウッドメモリー) 

指名馬ダノンプレジャーの全妹となります。

というわけでダノンスマッシュなどのきょうだいにあたります。

ただ、フライングバレル以降中央で勝ち上がりはないんですよね。

それだけに心配なところではあります。

入厩もしているようでデビュー自体は早くなりそうなのはPOGとしては好材料ですけどね。

 

 

  • アンソロジーの22(シホノペルフェット) 

ビターグラッセの半弟となります。

父はマジェスティックウォリアーなので確実にダートで走ることを想定してるでしょうか。

全日本2歳優駿などで2着のプライルードのような活躍を期待していそうです。

姉もなんかダート走らせたりもしていたこともあるんで、まあ血統的にはダート向きの母系の印象なんでしょうし、ダートで大きいところを狙ってほしいですね。

 

 

テラステラアスロスと続けて指名しているステラリード久しぶりの牝馬の産駒です。

父はルーラ―シップということで、紫苑ステークス2着のパラスアテナの全妹となりますね。

兄たちはだいたい短距離を走っていますが姉のようにもう少し長めを走れれば牝馬クラシック皆勤も狙えそうですし、先々が楽しみな血統です。

 

 

  • カカリアの22 

中央では走ってないのですがイッツアンドレの半妹となります。

父はキンシャサノキセキということで間違いなく短い距離でしょう。

しかし、中央で走るのかな…と思うのですが昨年のサマーセールで落札したのがメイショウの松本オーナーなんですよね。

順調であれば中央で走ってくれそうな気がしますが…?

 

 

  • ガルデルスリールの22(アズーロエマネーロ) 

モリアーナの半弟となります。

父はハービンジャーということですが、妹の走りを考えれば大箱で十分走ってくれそう。

クラブでも注目の存在なようですから、期待値は高そうです。

大きい舞台で楽しみな存在になってくれればと思います。

 

 

  • ラルケットの22(ジェゼロ) 

指名馬ウンブライル、そしてステルヴィオといった活躍馬の弟となります。

そしてサートゥルナーリアの初年度産駒とかなり期待のされた血統でしょう。

ロードカナロアの産駒のきょうだいだとその2頭以外にもステルナティーアも活躍していますし、その後継となるサートゥルナーリアというあたりの期待度の高さも伺えられます。

既に追切はしていますしデビュー自体は早そう。

来年のNHKマイルを狙える血統かなとは思います。

 

 

  • スサーナトウショウの22(オアシスブリーズ) 

カルロヴェローチェの半妹です。

父はアルアインということで、芝を走ってくれそうではあります。

…が重要なのはそこではないんですよね。

きょうだいで1頭だけ、この馬だけが宮崎県で産まれています。

つまり、1年だけ宮崎で繁殖生活をしているんですよね。

つまりこの馬、九州産馬というわけですよ。

それなら間違いなくデビューは早そうですし、2歳小倉で活躍をすることになるのではないかと思います。

 

 

レッドソリッドの妹となります。

兄は競走馬としては悲しい終わり方でしたが、その分も期待したいところ。

父はレッドファルクスを配しているので短めの距離になるでしょう。

父譲りの芦毛で芝を駆け抜けてほしいところではあります

 

 

タイセイクラージュの妹となります。

レイデオロ産駒ということで…レイデオロ牝馬…。

兄は気性面でとてもアレでしたが、打率こそ非常に高いきょうだいですし、勝ち上がりの期待はかなり持てそう。

現状のイメージを打破してくれる存在になってくれればと思います。

 

 

エイムインライフの弟で、ジャンダルムの甥にあたります。

父はアメリカンファラオということで、アメリカ最強馬をつけてきましたか。

ただアメリカで種付けして出産は英国なので英国産なんですよね。違和感凄い。

ダート…と言いたいところですが、産駒としてはリフレイムみたいな芝でも走る馬が出てくる種牡馬なんで、意外と芝で走ってそうな気もしてきます。

少なくとも短めでしょうけど。

 

 

  • イルミナントの22(ルナルーチェット) 

ライトクオンタムの妹に当たります。

父はブリックスアンドモルタルですね、輸入したのに結局ブリモルつけるんだ…。

牝馬で産まれたことはかなり大きい意味を持ちますし、これで走ってくれればかなり面白いですね。

 

 

  • サロミナの22(サリーチェ) 牝

指名馬サフィラの妹で、G1馬サリオスなど輩出した一族です。

父はドゥラメンテで、キンカメ系の父はきょうだいでは初めて。

それだけに傾向がどうなるかちょっと読めないところはあります。

既にゲート試験も受けており、デビューはどうも小倉の中距離と言われています。

ローカルデビューなのか、とは思いますが半兄エスコーラも小倉中距離でかなり走っていましたから、スピードで突き抜けてくれればというところ。

ただPOG的には…そもそもサリオス以外早期という血統じゃないんですけどね。

 

 

  • ウアジェトの22(アイサンサン) 

エンムスビの半妹で、エリザベス女王杯を勝ったアカイイトの全妹となります。

エンムスビこそルーラ―シップ産駒ですが、父キズナの姉たちはともに上のクラスまで行っていますし、かなり期待をもってるのではないかと思います。

特にこの馬はアカイイトがデビュー後に種付けしてることからもその再現を狙っているでしょうし、愛燦々という名前もとてもいいですから、キズナ牝馬として注目したいところです。

 

 

  • カンビーナの22(キロノヴァ) 

指名したホークフィールドや、トーセンカンビーナファルコニアといった重賞馬の弟にあたります。

父はミッキーアイルということですが、兄と違ってセールで落札されていますね。

馬主は…あっ、金子オーナーじゃん…。

ミッキーアイルというところでマイルに収まりそうな印象しかありませんが、気性面がどうなるでしょうか。

無事に走ってくれると期待したいですが…。

 

 

  • オムスビの22 

ライスネイチャの半妹となります。

ダノンレジェンド産駒で、全兄に勝島王冠を制したサヨノネイチヤがいます。

全姉ミスジャカルタも門別で2勝を挙げており、地方で活躍しているといっていいでしょう。

地方でデビューしそうな予感がしますが、めちゃくちゃ走ってくれればという感じです。

 

 

  • マーメイドティアラの22 

サトノフェニックスの半妹となります。

父はリオンディーズで、きょうだいとしてはJRA4勝のショウナンアーチー、地方2勝のモダンフリンジの全きょうたいとなりますね。

兄は平地で3勝クラス2着から障害OPクラスという実績がありますし、姉はダート短距離で結果を出しているだけに、おそらくこちらもダートの短いところになりそうではありますね。

 

 

札幌2歳ステークス3着となったギャンブルルームの半弟にあたります。

リアルスティール産駒ということで、キングマンボとモネバッシアの全きょうだいクロスが発生しています。

かつリアルスティール産駒で母がダート血統はフォーエバーヤングを彷彿とさせるだけにダートの大きいところを狙える候補になりそうです。

 

 

  • ボインビューティーの22(ルージュカリーナ) 

ルージュスタニングの妹となります。

姉は持ち込み馬だったこともあり、日本で初めて種付けシーズンを過ごした母の産駒で、父はエピファネイアとなります。

姉と通じるところで馬格は小さめのようで、北海道でゲート試験を受けてからの秋デビューを目指すようですね。

サンデークロスこそないもののロベルトのクロスが入っているところは評価するポイントでしょうし、指名候補として面白そうです。

 

 

 

~おまけ~

 

  • エオスモンの22(エーオ) 

この記事の趣旨からは外れるのですが、指名馬初の仔ですから紹介をしておきます。

初年度指名馬で未勝利であったエオスモン

その初仔です。

父はデクラレーションオブウォーということで、クロスもさほどきつくはないでしょうか。

 

 

 

まとめ

指名馬のきょうだいを続けて指名することは珍しくないので参考にはなるのですが、意外と思った以上に掘り出し物な血統もあったりと面白い。

ちょっと色々気になる血統の馬もいますし、指名候補として考えると面白いのかもしれません。