みなさまこんにちは。
そして初めての方もいらっしゃることでしょうか、その方ははじめまして。
やよいと申します。
さて、このたび一口出資馬であり命名馬である「シャイニーカラーズ」号のデビューとなりました。
ネットではいろいろと話題になっているようですが、せっかくなので初めての命名馬であるこの馬との出会いからデビューまでを簡単に振り返りたいなと思っております。
1.出会い
そもそも、一口馬主から説明しなければならないのですが、正直そこから書くには果てしなく長いのです。
ですから以前別のブログで書いた記事を参考にしてもらえればいいかなと思います。
手抜きではないんです、はい。
さて、20年に一口馬主を始めた私ですが、「シャイニーカラーズ」との出会いは昨年の夏でした。
サマーセール――競走馬のセリの一つで、主に日高地方の若駒が上場されるオークションです。
父にレッドファルクスを配したクリノクロフネの22に思わず目を奪われました。
そもそも、一旦は主取…要するに売れなかったのですが再上場で京都サラブレッドクラブに落札されていました。
この時点で募集ラインナップに上がるなら出資候補に入るのはほぼ決めていました。
というのも、落札価格は253万円。既に価格高騰が起きていた昨年時点で、この価格です。
血統的には正直中央じゃ力不足な印象を持っていましたが、堅実に走ってくれれば十分に馬代金は回収できるでしょう。
募集価格も総額550万とかなりお手頃となりました。
あとこのクラブ、満口になるような人気馬を差し置いてあまり会員から人気がない馬がよく走るんですよね…ちょうど募集時の時点での3歳世代での稼ぎ頭2頭はともにあまり人気していなかった馬でした。
それだけに、ちょっと自分も掛かり気味でしたが…。
2.馬名応募
さて、今年に入り頭を悩ませていました。
一口馬主には大きなイベントがいくつか存在します。
出資馬のデビュー戦、出資馬の勝利、募集馬見学ツアー…
そして、馬名選挙です。
わたしもこのイベントが大変大好きでして、会員になってから毎年応募しています。
他のクラブのおおよそ似たようなものなのですが、まず出資者から馬名を募集して、そこからクラブの事務局が最終候補を選出します。その候補からどれがいいかを選挙で選び、支持を得られた名前の上位を馬名として申請する…という流れになります。
基本的に第3候補まで申請できるので、4つの候補のうち3つを選ぶ…という形となっています。
その馬名選挙、これまで2度最終候補に残っています。
1度目は「ラナチュールの19」、2度目は「コテキタイの20」。
どちらもその当時は一人3票までの投票になっていましたので、この時は2つ真剣に考えたものと、1つはちょっとネタに走った名前を送っていました。
…その1度目の時に、ネタ候補が最終候補に残ったのです。
2度目の時はまたいつかどこかの馬につけられるかもしれませんから伏せておきますが、1度目のラナチュールの時の候補はここで供養がてら懺悔しておきます。
「リスタルテ」、英語表記だとRestarted。
これがしれっと残ってましたしなんか選挙で2位でした。
まあ由来に関しては以前で触れたような気がします。
というわけで正式に名前も決まったので反省会の記事書きますね…
— やおいちなみ/いなずまナズ (@pikatyou) 2021年3月15日
ほら特にリスタルテのあたりは色々釈明しなきゃならないし…
あとさりげなくこの記事でも触れてたな…。
あいなまはいいぞ
さて、昨年の馬名選挙では最終候補に残らなかった為、今年こそは!と意気込んでの今年でした。
ただ、1頭くらいちょっと…と思いながらも、真剣に考えていました。
結果、2頭が最終候補に残りました!
1頭が今回の「クリノクロフネ22」、もう1頭がこれまた10月にデビュー予定の「ハイスピードカムの22」。
…実はこの時に最終候補に残った馬の共通点に気づいてしまったのですが、皆不人気牝馬。
あれ、これ競争率が低いから選ばれてるだけなのでは…?
さて、馬名選挙の結果、今回デビューする「クリノクロフネ22」こと、「シャイニーカラーズ」が選ばれたというわけです。
…と言うことを書いたのですが、後から思い出しました。
コテキタイ21に応募したうちの中で、残らなかった候補の一つがオーボエリズムだったことを…。
3.馬名について
馬名登録の際に話題になっていたのを見たのですが、結構「狙っただろ」という突っ込みなど拝見しています。
このことについて一応こちらから説明しておくべきでしょう、と思って今回この記事を書いている次第です。
この馬名、”偶然”です。
そういうことにさせてください。
馬名を考える際に、一つ前提として考えていたのが「クリノクロフネ22」という名前
父もレッドファルクスです。
そこを考えると、赤に栗に黒、そして毛色は芦と様々な色があります。
色とりどりなところをやはり反映させた馬名にしたいと思って考えることにしました。
その時に一つ浮かんだ馬の名前が「セブンカラーズ」。名古屋競馬で活躍している牝馬です。
そんな馬のように、様々な色を連想する名前を、ということを踏まえて考えることにしました。
そこから行きついたのが、輝かしいような、光沢のある色という意味合いもあるシャイニーという言葉。
まさに最初に浮かんだセブンカラーズのように、輝かしい活躍を期待したいこの馬にはぴったしなのでは、というところから候補として送ることに決めました。
そう、むしろ馬名はセブンカラーズリスペクトで”も”あるのです。
”も”となるのはほら、どう考えても由来がバレバレだし…ね…?
あ、あと特に関係のない話なんですが、私は如月千早推しです。
あと月岡恋鐘ちゃんとか篠澤広ちゃんとかもかわいいよね!
4.デビュー戦を迎えて
馬名が決まってから正直なんとなく非日常な感じもしていましたが、思っていた以上に早いペースで本州に移動し、そして入厩。
ゲート試験も合格してとうとうデビューを迎えることになりました。
正直血統的には中央より地方の方が合っている印象は今でもありますし、現時点ではトモの緩さが指摘されていますから、しっかりしてくるまで本格化はないかもしれません。
それがいつになるかも分かりませんが、まずは無事にデビューを迎えて走り切ってくれることが第一です。
欲を言えば目立ってほしいですし、なんなら先頭でその名を呼ばれてほしいとは思っています。
けれど、一口馬主を始めるすべてのきっかけとなった馬を思い返す度に無事にデビューして、無事に生きてほしいというのを真っ先に思います。
一口馬主を始める1年前、POGの初勝利を届けた後、腰フラでこの世を去ってしまった、1頭の牡馬…。
ある意味では、彼の存在がこのシャイニーカラーズに繋がっています。
無事に生きて、走ってほしいなと思います。