さて、ご無沙汰しております。やよいです。
先日の21年最後の競馬を終え、年末年始をゆっくり過ごしている競馬ファンも多いのではないでしょうか。
いや。地方競馬を見れば大晦日まで盛りだくさんでしたけれどね…。
さて、今回は仲間うちでのPOGの2シーズン目、2020-21シーズンが終わりを迎えました。
前シーズンと違って半年以上長い一年7か月という長丁場でしたが、長いようであっという間に終わった気がします。
1シーズン目の時とは違い、血統にもある程度詳しくなったこともあり、指名した馬だけでなく対戦相手の馬の血統についても触れる機会が増え、より一層競馬について多くのことを知ることもできました。
あの当時指名した10頭に、追加指名をした5頭。
それぞれのドラマもありましたが、今回はその指名馬の結果についてまとめておこうかと思います。
まず、指名馬紹介の記事を参照程度にリンク貼っておきます。
まあ1頭だけ記入し損ねてるんですけどね(遠い目)
初年度のシーズンの時にも活用していたのはこちらの青本でした。
初年度はこの本の巻頭の写真でいいらしいという馬を中心に指名したわけですが、まさか最初に目を付けていた2頭ではなく、順番としてはその次に気になって候補に入れたサトノフラッグが一番活躍したんですよね…。
因みに最初に目に入って気になったのがブルトガング、そしてアブソルティスモでした。
うん…まあ、ね…うん…。
そして今回もエクセルリストがあることから購入したわけですが、アンカツと岡田牧雄さんのコーナーで上位指名を決めた馬もいました。
まあ、あとで触れることにしますが…。
この時のドラフトで指名候補としてリストアップした馬を見ているのですが、最上位指名候補を10頭挙げていたんですよね。
因みにメンバーはアカイトリノムスメ、アルマドラード、エスコーラ、サトノレイナス、ザレストノーウェア、タイトルホルダー、ブエナベントゥーラ、マオノジーナス、ルペルカーリア、レガトゥス。
…改めて触れるけど、この中から実際に指名した馬4頭いるんですよね。指名自体は序盤がいかに順調だったのか、そして微妙に相馬眼のなさが伺えられるリストですね。
いや確かにG1馬2頭いるんだけどさあ…この中で一頭だけひどい戦績の馬がいるじゃん?(
…などとあーだこーだ言いたいところですが、軌道修正して本題に戻ります。
では、指名馬について触れていきましょう。
総合順位 1位
そうそう、指名馬について触れる前に順位について言いたいんでした。
今回、8人の参加者でなんと優勝を飾ることが出来ました。
まあ優勝できた理由はクラシック馬を2頭指名したからなんですけどね…。
1巡目 ルペルカーリア 牡
結果:5戦1勝’(主な勝ち鞍:2歳未勝利) 賞金3414万
2年連続シーザリオの仔を指名ということでのドラ1指名でした。
21年にシーザリオ自身が亡くなり、結果的にシーザリオの最後の息子ということになりまして、母へ届ける大きなタイトルを…と思っていたのですが、勝ち上がってから最初の重賞挑戦となった毎日杯ではレコード決着のペースでなんとか4着となりまして、恐らくここがターニングポイントだったのかなと。
次の京都新聞杯では惜しくも2着もダービー挑戦を諦め、秋の菊花賞に向けてセントライト記念。
しかしそこで大敗してクラシックの夢を絶たれることになってしまいました。
間隔こそ短かったとはいえ、ダービーに挑戦できるチャンスは確実にあっただけに、鞍上固定の弊害が出てしまったともいえそうです。
因みに毎日杯で敗れた相手がその同じ鞍上福永騎手でダービーを制したシャフリヤールだっただけに、非常にもやもやするところでもありました。
結果的に3歳の年末までに5戦しか出ていないのはさすがに厳しいものがあります。
ただ、モーリス産駒ということで晩成という見方も強いですし、年明け以降の飛躍に期待したいところかなと思います。
2巡目 タイトルホルダー 牡
結果:9戦3勝’(主な勝ち鞍:菊花賞) 賞金3億1745万
ドラフトの時、他の人から「もう少し下の順位で取ろうかとおもっていた」と言われていたのですが、確実に指名したいなと思っていた1頭でした。
それが2位での指名となったのがこのタイトルホルダー。
先ほどの青本で岡田牧雄さんの評価が高い馬で、そもそもノーザンの有力馬の馬体写真を品評してアンカツと語り合うという企画ながらも、そちらのほうに自分も注目が行くくらいでした。
指名馬紹介のブログでも、
加えて、牧場の坂路の山の上に登ったという逸話もあります。
因みにこれまで山の上に登ったのはスマートファルコンやマツリダゴッホという名馬。
それだけ強靭な心肺機能を持っていると考えられますし、今回のPOG期間は来年の年末までですから姉のように菊花賞などを狙っていくことも可能じゃないかと思います。
名前のようにG1タイトルを獲ってほしい。
と自分は書いていました。
新馬勝ちの後、東スポ杯、ホープフルステークスでダノンザキッドに敗れた中で今年の弥生賞。
鞍上に横山武史騎手を迎えてのレースは逃げ切り勝ちで一気にクラシックの有力候補となりました。
因みにこの弥生賞、2着シュネルマイスター、3着ダノンザキッド、4着ソーヴァリアントという面々のその後のレースは言うまでもないところ。
その後の皐月賞ではエフフォーリアの2着、0.5秒差という結果となり、ダービーは掲示板外。
秋のセントライト記念は横山武史騎手と再コンビながら惨敗と菊花賞に向けて不安の残る中、本番では逃げ切り勝ちを収めるとは…。
夏に父ドゥラメンテが早世し、父が取っていないクラシックタイトルである菊花賞のタイトルを届けることになりました。
しかも2着オーソクレースの母マリアライトはドゥラメンテ最後のレース宝塚記念で敗れた馬だけに、子供の世代で借りを返す形に。
その名前に相応しいG1のタイトルを掴むことになりました。
その後は有馬記念に出走し、前走でオープン入りを果たした姉メロディーレーンと同じレースで走ることになったのですが、やはりエフフォーリアに勝てず、最後を勝利で飾ることはできませんでした。
因みにダービーでもエフフォーリアとは0,5秒差、有馬記念でも0.5秒差と距離が変わっても着差は変わらないという…。
とはいえ、来年以降はその長くいい脚を使う逃げの走りで長距離路線かなと思いますし、エフフォーリアとは春秋グランプリで相まみえるくらいしかなさそうです。
むしろ、有馬記念で共に走った一つ上のディープボンドやクラシックで競い合ったステラヴェローチェとの対戦が続いていくのかなと思います。
3巡目 サトノレイナス 牝
(父 ディープインパクト 母 バラダセール 母父 Not For Sale)
結果:5戦2勝’(主な勝ち鞍:サフラン賞) 賞金1億1338万
全兄サトノフラッグのクラシック本番のレースでの惨敗っぷりを見て正直指名を迷っていました。
とはいえ、牝馬の国枝厩舎ですし、兄はちょっと物足りないとはいえ妹は案外いいところまでいけるんじゃないか?と思ったので指名に至ったわけです。
開幕週からデビューをし、まさかの新馬戦から勝利。
国枝厩舎は2戦目からのイメージが強いアーモンドアイとかので、いい意味で予想外でした。
2戦目のサフラン賞も勝利し、クラシックの最有力候補に…お思って挑んだ阪神JF。
いや、まさか白毛の馬に僅差で敗れるとは…。
年明けは桜花賞に直行し再び2着、しかしオークスが本番…と思っていたところ、まさかのダービー挑戦となりました。
確かに里見オーナーはダービーのタイトルを獲りたいと思っているでしょうし、とは思っていたのですがまさかダービーかあ…。
ダービーではシャフリヤールの5着に敗れました。
とはいえ、その後のことを考えればあの面々にダービー5着って普通に強いんだよなあ…。
切り替えて秋のタイトルこそ!と思っていた矢先の8月に骨折。
しかも故障個所がなかなか難しいところで、復帰が未定とのことで秋は全休となってしまいました。
しかも兄サトノフラッグも2カ月前に骨折してるし、うーん…。
まずはしっかり治して、よければ再びターフを駆けてほしいところです。
4巡目 マオノジーナス 牝
(父 エピファネイア 母 デアリングバード 母父 キングカメハメハ)
結果:中央7戦0勝(地方3戦0勝) 賞金359万
全姉は無敗三冠牝馬デアリングタクトということで4巡目の指名をしました。
いやあ、まさかここまで勝てないとは…。
デビュー戦で3着だったためかその後4戦中山マイルで走り全くダメで、新潟や東京を走るものの結局ダメ、中央では抹消となりました。
その後は笠松に移籍し、現時点では3戦0勝。
いくら姉が活躍していても、活躍するとは限らないという例をきっちり見せつけられることになりました。
5巡目 メリオダス 牡
(父 Uncle Mo 母 Fifty Foot Woman 母父 Giant's Causeway)
結果:中央5戦0勝(地方4戦1勝) 賞金330万
芝でデビューを果たすなど、5戦を走るものの未勝利で中央を抹消されることとなりました。
惜しいレースもあったのですが、体質面が災いしてレース間隔がどうしてもあいてしまうというところがやはり厳しいところでした。
ただ、大井に移ってから勝ち上がるなど、中央では厳しかっただけで南関で活躍してくれればと思います。
6巡目 マンインザミラー 牡
(父 ディープインパクト 母 シルヴァースカヤ 母父 Silver Hawk)
結果:5戦1勝’(主な勝ち鞍:3歳未勝利) 賞金1010万
2年連続でシルヴァースカヤの仔を指名したのですが、ぶっちゃけ指名するか悩んでいたのです。
ただ父ハーツクライよりディープのほうがいいだろうし、体質面ではむしろディープのほうが不安でも…というところからこの順位で指名。
ただ、馬自体の体質よりも、オーナーがキーファーズというところが一番心配なところでした。
予想通り体質面での不安もあってデビューは3歳になってから。
2戦目は脚元の不安もあってダート変わりで勝ち上がりました。
その後は体質面も踏まえて3戦を走っています。
まあ、順位のわりに期待はあまり…な感じでしたが、思ったよりもしっかり走っているので十分でしょう。
来年以降、しっかり走ってくれればいいかなと思います。
7巡目 グラディアス 牡
(父 ハーツクライ 母 マラコスタムブラダ 母父 Lizard Island)
結果:6戦2勝’(主な勝ち鞍:京成杯) 賞金4545万
デビューから2連勝で京成杯を勝ち、クラシックへ名乗り上げるという理想的な展開となりました。
しかし、デビューから2戦の鞍上がルメール騎手で皐月賞直行、そして乗り替わりで惨敗すると、クラシック皆勤賞ながらも爪痕を残せませんでした。
というか、姉レシステンシアのことを考えると能力で中山2000を勝ったのであって、むしろ適性はマイル寄りなのかも。
菊花賞の後は休養しており、年明け以降の活躍を期待したいところです。
8巡目 マジカルステージ 牝
(父 モーリス 母 オツウ 母父 ハーツクライ)
結果:6戦1勝’(主な勝ち鞍:3歳未勝利) 賞金1443万
前シーズンも大和屋オーナーの所有馬を指名していましたが今回も指名していました。
母オツウの初仔というところもあって少し小さい牝馬ではありますが、未勝利戦を勝った後矢車賞3着の後休養に入ってからは中々状態が良くならず結局春以降はお休み状態。
ちょっと想定外な結果となりました。
ただ、6戦走って5回掲示板内と安定はしていますから、モーリス産駒として古馬になってからの成長を期待してもいいのかもしれません。
9巡目 コニャック 牝
(父 エイシンフラッシュ 母ヴィーヴァブーケ 母父 キングカメハメハ)
結果:中央4戦0勝・地方6戦0勝’ 賞金70万
正直キングマンボの3×3クロスってちょっと強いよなあ、と思いながらの指名でした。
まあ、蓋を開けてみれば中々走らない。
いろんな条件で走らせましたが4戦で諦められ、名古屋で走ることに。
ただ、それでも勝ちきれず、現時点では退厩している様子。
抹消ではないのでまだ走るとは思いますが…。
兄も体質面に不安があって引退となりましたし、体質に関しては母系の問題な気もします。
10巡目 ソダシ 牝
結果:9戦6勝’(主な勝ち鞍:桜花賞) 賞金3億3714万
恐らくこのシーズンのPOG指名馬全体でも、一番予測できなかったのがこの馬だと思います。
自分も指名時にはダート向きと見ていましたし、だからこそ10位とどちらかといえばネタ枠での指名でした。
実際、「ダートでまあシーズン中に2勝ぐらいしてくれれば」と思っていましたが、まさか芝デビューで新馬勝ちをして、翌年の桜花賞まで無敗とはだれが考えたでしょうか。
白毛馬として初めて芝新馬戦を勝ち、芝重賞を勝ち、世界発の白毛馬のG1制覇、そして初のクラシックタイトル…。
秋の2戦こそ大敗していますが、斤量差で有利だったとはいえ札幌記念を勝つなど根性の強さを感じさせてくれていました。
来年はどのルートを選ぶのか、全くわかりませんけれど応援を続けていきます。
まずは無事にレースを走ってくれれば…。
11巡目 ダディーズビビッド 牡
(父 キズナ 母 ケイティーズギフト 母父 フレンチデピュティ)
結果:11戦3勝’(主な勝ち鞍:リステッド・橘ステークス) 賞金5671万
世代最初の新馬戦を勝ったキズナ産駒として追加指名をしたわけですが、ここまで走ってくれるとは。
当初は芝のマイル前後を走っていたのでシンザン記念などに出走しましたが、毎日杯での敗北を機に短距離路線に舵を切りました。
そもそもそれまでに挑んだ3度の重賞の勝ち馬がステラヴェローチェ、ピクシーナイト、シャフリヤールですからそもそも相手が悪かったんですけどね。
舵を切って初戦の橘ステークスでは調教などで関わっている竹之下騎手が騎乗し、そこで驚きの勝利。
次の葵ステークスではデビューからの主戦武豊騎手に戻るも大敗し、それ以降の3戦は勝ちこそないものの竹之下騎手とのコンビが続いています。
恐らくもうほぼ主戦騎手としてみていいでしょうし、このコンビで古馬とのレースで勝ってほしいなと思います。
来年は飛躍の年になってほしいです。
12巡目 ノックオンウッド 牡
(父 Frankel 母トゥアーニー 母父Country Reel)
結果:7戦2勝’(主な勝ち鞍:1勝クラス・長万部特別) 賞金230万
不良馬場の府中の新馬戦を勝ったことで指名していました。
そもそも不良馬場の時点で気にすべきところは合ったのですが、フランケル産駒というところで仕上がりも早いだろうというところを気に入っての指名でした。
ただ2戦目のクローバー賞の後に故障で翌春まで休養となるという予想外の事態に。
復帰後は長万部特別を勝つものの気性面などの問題もあり、ダートに挑戦した10月のレースを最後に休養中。
ついでにこの休養に入ってすぐに去勢手術を受けたようです。
指名馬では初めてのセン馬となったわけですが…。
気性面が安定してくれれば能力は普通にあると思いますから、古馬となってからどうなるのか、というところでしょうか。
13巡目 モンファボリ 牝
(父 Frankel 母 フォエヴァーダーリング 母父 Congrats)
結果:12戦2勝’(主な勝ち鞍:3歳以上1勝クラス) 賞金4096万
函館の新馬戦をレコード勝ちで決めたことで再びフランケル産駒の指名となりました。
正直この癖はやめたほうがいいよと当時の自分に言うべきでした。
2戦目の函館2歳ステークスでは玉砕し、しばらくは逃げの走りから差しの走りへの転換を図るレースが続きまして、新馬勝ちからちょうど1年後に2勝目。
その後は惜しいレースが続く中、古馬になってからの走りも期待されるところになっています。
3月の芝桜賞以降は掲示板を外さない走りですし、展開次第で普通に勝てる気はするんですけどね。
とにかく勝ってくれることに期待しましょう。
14巡目 ダノンハーロック 牡
結果:6戦4勝’(主な勝ち鞍:3勝クラス・茨木ステークス) 賞金4895万
8月の小倉ダートでデビューをした白毛の馬。
シラユキヒメの孫にあたるということで、ソダシとはいとこにあたる馬。
白毛なのもありますが、この時点でデビュー勝ちをして札幌記念に向かうということでソダシが当分ダートに来なさそうな気がしていたのもあり、ダート馬を指名したいという思いがありました。
新馬勝ちの後の2戦は勝ちきれず、その後は裂蹄で離脱、半年の休養明けを勝ってレパードステークスに向かうも、再び裂蹄で見送ることに。
その後復帰し、復帰前からの3連勝でオープン入りとなって3歳を終えることになりました。
4歳はアルデバランステークスから始動するようで、4歳以降は中距離を中心に走るのかなと思います。
早ければ帝王賞や東京大賞典で走ってくれても勝負出来そうな気がしますし、期待は膨らみます。
15巡目 ロシアンサモワール 牝
(父 American Pharoah 母 Megalicious 母父 Songandaprayer)
結果:4戦1勝’(主な勝ち鞍:2歳新馬) 賞金700万
不良馬場のダートを勝った〇外の牝馬ということで指名しました。
指名した背景には他の参加者が追加指名したリフレイムの存在があったからなんですけどね。
あちらもあちらで驚く勝ち方をしていましたし、3歳の春の飛躍をと思っていたのもあります。
結果的に、向こう見ずでしたけど。
2戦目を大敗したのち、半年以上の休養となり、札幌で復帰。
だがコースは芝、もちろん大敗。
さらにしばらく休んで秋にレース。やはり大敗。
そして退厩したのが最後でした。
ここまで休んでもいうほど体重が増えていませんでしたし、体質面の弱さもあったのかもしれません。
そと勝ったのが不良馬場のダートだったということで、日本よりアメリカのダートのほうが圧倒的に向いている馬だったのかも、と色々考えてしまいます。
現時点では抹消されたことしかわかりませんが、血統的には繁殖入りまで考えている感じがしますし、次の舞台で頑張ってくれればと思います。
ただ、他の牝馬よりレースと応援していた期間の差が合って言うほど愛着感が薄かったなというのが残念です。
まとめ
ドラフトでの本指名馬は10頭中7頭が勝ち上がりとなりました。
傾向を見るとドラフト中位あたりがちょっと戦績が良くないよなあという感じです。
全体を見ると2勝以上上げた馬は15頭中8頭。
オープン以上を勝ったのは4頭ですから、十分な割合な気がします。
結果的に優勝したとはいえ、ほとんどソダシが理由ですし、運が良かっただけだとは思いますが…。