さて、ご無沙汰しております。やよいです。
現在POGの2020-21シーズンはクラシックへ向けて盛り上がりを見せようかというところ。
昨年以上に有力馬が本番直行するのが増えている印象もあり、本番に向けての順位付けという意味では予測しづらいところがあります。
それはそれで面白いんですけどね。
さて、ちょっと気が早いのかなとは思いますが、そろそろ次の2歳馬のシーズンに向けて準備を進めていくべきなのかもしれません。
とは言っても、7000頭もいる中から、POGで選ぶわけですから、正直キリがない。
そこで、今年もドラフトに向けて色々チェックしていこうかと思っています。
仲間内のPOGは現シーズンが年末まで対象なので、来シーズンの開催は不透明ですが(多分ないかなあと思ってますが…)、その他のPOGサイトなどでやりたいですし。
…と書いていたのですがどうやら開催するらしいです。やったぜ。
さて、チェック初回となる今回は、まず今年度産駒デビューの新種牡馬を見ていきたいなと思っています。
やはり新種牡馬にも目を向けておくべきですしね。
※ピックアップについて
今回紹介するのは初年度種付け数が多かった8頭の種牡馬とします。
あと中の人はそこまで競馬に詳しくないので情報が間違っているかもしれません。その時はごめんなさい。
ドレフォン
因みに新種牡馬での種付け数最多が輸入された馬になるのはチチカステナンゴ以来。
…チチカステナンゴ…。
自身こそ短距離で活躍していたものの、祖父はBCクラシックを制するなど血統からすると距離は伸びても問題なさそうで、恐らくそれもあり種付け数も多くなっている感じ。
因みに父もBCクラシックに出走して2着になっています。因みにその負けた相手がゼニヤッタ。
…そもそもゼニヤッタがおかしいからそれはしゃあないとしとこう。
コパノリッキー
父はサンデーサイレンス産駒で唯一のダートでの後継種牡馬ゴールドアリュール。
当馬自身もダート中距離で活躍し、Jpn1を合わせてG1レース11勝は日本競馬最多の数字です。
その中でも、フェブラリーステークスの連覇という偉業は現時点ではコパノリッキーのみが持っている名誉です。
とはいっても、母父ティンバーカントリー、母母父トニービンと産駒からは芝で活躍した馬も輩出されており、肌馬によっては芝で結果を出す馬が出てきてもおかしくなさそうです。
シルバーステート
ディープインパクト産駒で幻のダービー馬とも呼ばれている馬です。
成績の数字だけ見れば5戦4勝、重賞勝利はなしという平凡なもの。
ですが、その走りっぷりは凄まじく、勝ったレースはすべてノーステッキでのもの。
そういった底の知れない素質の高さが人気になっているようです。
母シルヴァースカヤのきょうだいは体質面で不安定な仔が多いのですが、それをうまくカバーできれば相当な逸材が登場してもおかしくなさそうです。
半姉のヴィルジニアから重賞馬の仔も出てきましたし、力を見せてくれればかなり面白い存在になりそうではあります。
…まあ、体質面だよなあ。
イスラボニータ
父フジキセキの産駒として、クラシックまでは中距離で、古馬になってからはマイルを中心に走った馬。
特に2歳の東スポ杯や引退レースとなった阪神カップでは当時のレコードタイムを記録するなど、マイル前後から中距離まで実績を出しているだけに種牡馬としてもそのあたりが評価されているのかもしれません。
血統を見ても全体的にマイルで活躍した馬も多く、恐らく産駒もマイル~中距離路線で走ってきそうです。
来年のNHKマイルや皐月賞、桜花賞あたりを狙っていく産駒が多いのではないかと思います。
ザファクター
新種牡馬というとちょっと違う感じもありますが、アメリカのダート短距離G1を2勝している馬となります。
日本に輸入された初年度産駒がすべて勝ち上がっていたことから、日本の馬場適性を評価されてリースで日本にやってきて種付けされています。
よって現状は実質今年デビューの産駒以降はいないのですが、アメリカでの産駒の活躍は芝ダートを問わず7ハロン、1400m前後を中心にみられているようで、日本でデビューした産駒も同じ感じ。
芝ダート兼用の短距離という方向性でどれだけの馬が出てくるかによっては、日本にもっと産駒が来てもおかしくないのかなと思ったりします。
因みに血統で言えば、父はウォーフロントとダンジグ系。母父ミスワキはガリレオやダラカニ、日本ではサイレンススズカなどのブルードメサイアーとしてかなり有名な存在。
そういった意味では日本の主流血統とも相性はいいかもしれません。
ビッグアーサー
現役時代はG1を1勝のみではあるものの、出走した全レースが1400m以下という生粋のスプリンター。
父サクラバクシンオーからつながる短距離路線を走る馬として存在感を放っていました。
日本競馬にしては珍しくサンデー系を持たない種牡馬となり、恐らく需要は高そう。
スプリント~マイル路線で活躍したロードカナロアも種牡馬として成功し、こちらは父とは違って中距離で結果を出す産駒も輩出しています。
…アーモンドアイは別格として 。
それを踏まえると、こちらも案外中距離で活躍するのでは?という期待も出てきます。
アメリカンペイトリオット
上で上げたザファクターと同じくウォーフロントの産駒。
こちらはダーレージャパンでの繁養となっています。
現役時代は芝で活躍しており、母父ティズナウはBCクラシック連覇の偉業を持っています。
それを踏まえると、どちらかといえば産駒は芝での活躍が期待されそうですが、ウォーフロントの後継ですし、ダートでも案外行けそうな気がします。
キタサンブラック
現役時代はステイヤーとしてG1で7勝を挙げる活躍をしていました。
馬主がサブちゃんこと北島三郎ということでも有名です。
ただ、種牡馬としては初年度の種付け数は思ったより伸びていません。
理由としては、単純にブラックタイド産駒だからというところなのですが…。
ディープインパクトの全兄ということで種牡馬入りした父の仔では最高傑作と言っても差し支えない活躍をしていますが、血統面で言えば産駒の活躍は不透明。
母父はサクラバクシンオーですし、どちらかといえば短距離向きの血統なので、そこが毛嫌いされたのかなと思われます。
ただ、現役時代大きな故障もなく走り続けたことは間違いなく評価されるポイントですし、そういった意味では頑丈で走れる仔が出てくればかなり楽しみな存在になりそうです。
まとめ
どちらかと言えば、クラシックの王道!という感じの活躍をした種牡馬が少なく、新種牡馬から指名していくとなると例年以上に難しい要素があるかなと思います。
その中でもドレフォンなどはやはり期待の存在ですし、シルバーステートは素質の高さが評価されているのがよくわかります。
特にシルバーステートはこの世代の成績次第でディープ後継種牡馬争いの代表格になれるかということ以上にあまり成績の芳しくない弟の今後にも影響しそうなので…。